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アプロママ特集
派遣の基礎知識
2024.08.09
派遣薬剤師という働き方がママ薬剤師に向いている7つの理由
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薬剤師として働いていた人のなかには、出産によって職場を離れたという人もいるでしょう。そして、「せっかく薬剤師の資格を持っているなら、ママになったあとも薬剤師として働きたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
とはいえ、医療に関する情報は日々進化しており、ブランクがあると復帰が不安になるのも当然です。また、子育てと仕事の両立ができるのか心配な人もいるでしょう。しかし、実はママ薬剤師が子育てと仕事を両立させながら働く方法があるのです。それが「派遣薬剤師」という働き方です。
今回は、派遣薬剤師という働き方がママ薬剤師に向いている理由を7つ紹介します。さらに、ママ薬剤師が派遣で働く際の注意点と職場を選ぶ際のチェックポイントも解説するので、ママ薬剤師として働きたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ママ薬剤師は増えている
薬剤師は専門的な知識が求められるため、ブランクがあるママでも復職しやすい仕事です。とはいえ、子どもが生まれると、今までと同じように正社員で働くのが難しくなる可能性があります。子どもがある程度大きくなるまでは正社員以外の働き方に変えたり、専業主婦になったりする人もいるでしょう。
薬剤師は一般的にほかの職種よりも時給が高く、限られた時間だけ働いたとしても、家計を助けられる仕事でもあります。近年、出産をした後の女性の社会復帰が盛んになり、仕事をしやすい環境が整ってきました。子育てをしながら薬剤師として働く人も増えており、育児と薬剤師の仕事が両立しやすくなっています。
育児と仕事を両立させるためには、勤務時間、休みの取りやすさ、転勤の有無などが大きく関わってきます。「子どもが小さいうちは自宅近くの職場で働きたい」「子どもの休日に合わせて休みたい」「短時間勤務にしたい」という希望を持っている人も多いはずです。再就職する場合はパートを選ぶ人が多い傾向ですが、最近では派遣を選択してママ薬剤師と活躍している人も増えています。
派遣薬剤師という働き方がママ薬剤師に向いている理由
ここからは、派遣薬剤師という働き方がママ薬剤師に向いている理由を7つ紹介します。ひとつずつ見ていきましょう。
・パートよりも高時給
派遣薬剤師はパート薬剤師に比べて高時給です。地域によっても異なりますが、両者の平均時給を比べると、パート薬剤師は時給1,800円~2,300円なのに対し、派遣薬剤師は時給2,400円~3,000円程度となっています。もちろんパート薬剤師だとしてもほかの職種に比べると高い時給ですが、派遣薬剤師はさらに高時給だということがわかります。では、なぜ派遣薬剤師は高時給なのでしょうか。
【高時給の理由① 薬剤師不足】
「そんなに時給が高いなら、パートに比べて仕事が大変なのでは?」と思う人もいるでしょう。しかし、一概にそうだとは言い切れません。派遣社員が高時給である大きな理由は、人手の足りない職場で働くからです。
近年、薬剤師不足が問題になっており、正社員やパートなど直接契約の職員を確保することが難しいケースがあります。薬局では1日に扱う処方せん枚数に応じて、必要な薬剤師の人数が決められており、たったひとりで決められた枚数を超える仕事はできません。
チェーン店では他店の人がヘルプに入ってくれるかもしれませんが、小規模薬局や個人薬局ではそういったことができず、仕事が滞ってしまうこともあります。このように、どうしても薬剤師を確保しなければならない状況に陥った場合、高い時給を設定しても薬剤師を確保する必要が出てくるのです。
「薬剤師が足りないなら必要以上に働かされるのでは?」と心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。派遣は契約内容以上の仕事を行わないため、サービス残業や契約外の残業をさせられることはないと考えていいでしょう。
【高時給の理由② 契約期間】
契約期間も高時給になる理由のひとつです。派遣社員は正社員のように無期雇用ではなく有期雇用になるため、契約期間が決まっています。契約を延長する可能性はゼロではありませんが、基本的に長期間働くことはありません。短い期間や一時的な対応として派遣を雇っていることも多いため、パートよりも高い時給で採用しているのです。
・1ヵ月の短期派遣や単発派遣の活用で子育てと両立が可能
派遣薬剤師の短期派遣は最短1ヵ月で、単発派遣は最短1日です。そのため、ブランク期間が長くて社会復帰に不安がある人でも、「とりあえず1ヵ月チャレンジしてから今後のことを考えよう」と気軽に働くことができます。もちろん、子育てと仕事の両立やスキルに不安がある場合にもチャレンジできます。
直接雇用の正社員やパートの場合、職場を変えるには労力がかかりますが、派遣社員は派遣会社に登録をして派遣先で働くため、派遣会社の担当者が対応してくれます。正社員やパートとして働く前に、派遣で働いて様子を見るのもおすすめです。
・福利厚生や研修などサポートが充実
福利厚生は働き方に関係なく適用されるものです。ただし、制度によっては利用するために一定の条件を満たす必要があります。
福利厚生には、法定福利と法定外福利の2種類があり、法定福利とは法律で定められているものです。雇用保険・厚生年金保険・健康保険・介護保険・労災保険が当てはまり、これらには加入条件があります。また、条件を満たせば、有給休暇や健康診断、産休・育休も利用することができます。
法定外福利とは会社が用意した福利厚生のこと。派遣社員には派遣先ではなく、派遣元の福利厚生が適用されます。たとえば、レジャー施設利用の割引、資格取得や研修などのサポート、給与日払い制度などが当てはまります。法定外福利は会社によって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
2015年9月に改正された労働者派遣法では、派遣労働者に8時間の研修が義務付けられました。もちろん費用は派遣会社の負担となり、派遣社員は無料で研修を受けられます。また、派遣会社によってはさまざまな研修制度が用意されており、ブランクのある薬剤師向けカリキュラムが用意されているところもあります。
そのほか、資格取得支援制度を用意し、派遣社員が指定された資格を取得すると報奨金や一時金が支払われるところもあります。
・キャリアアドバイザーに相談できる
派遣社員は、派遣先での悩みを派遣会社の担当者に相談することができます。トラブルがあった際にもサポートしてもらえるほか、今後のキャリアについてキャリアドバイザーに相談することも可能です。
派遣社員のように契約期間のあるパート・アルバイトや契約社員は、契約が満了になり更新されない場合、自分で仕事を探さなければなりません。しかし、派遣社員ならばキャリアアドバイザーに相談しながら、今後のキャリア実現に向けた仕事を紹介してもらうこともできます。ママ薬剤師で、子どもの成長とともに働き方を変えていきたい人には頼りになる存在になるでしょう。
・働ける時間に合わせて求人を選べる
ママ薬剤師の生活は基本的に子育て中心であり、自分のためだけに使える時間が少ないという人が多いでしょう。しかし、正社員やパートでは、基本的に決まった勤務時間や日数を働くことが求められます。
子どもが学校にいる時間だけ働きたいと思っても、「午後から夜まで働いてほしい」「土曜日に勤務できなければ雇えない」などといわれることを避けられません。一方で、派遣の場合は自分の希望にあった仕事を紹介してもらえるので安心です。自分の生活を中心にしながら、働く時間をコントロールできるのは、ママ薬剤師が派遣で働く大きなメリットといえます。
・子どもの成長に合わせて働き方を変えられる
ママ薬剤師は子どもの生活環境に大きく影響を受けます。子どもが幼児、小学生、中学生、高校生と成長していくうちに、働ける時間も大きく変わるでしょう。
しかし、正社員やパートの場合、子どもの成長とともに働く時間を変えたいと思っても、勤務条件を変えられるかどうかはわかりません。職場の人員体制によっては、入社した時に決めた勤務条件のまま働くことが求められるためです。
派遣社員なら、契約が満了してほかの職場で働くことになるタイミングで勤務時間などを見直すことができるため、いつでも働き方を変えることができます。
・地方・郊外でも派遣なら高時給求人が多い
多くの仕事では、地方や郊外よりも都市部で働くほうが高時給のことが多いです。しかし、薬剤師の場合はそれが逆転します。なぜなら、都市部よりも地方の薬剤師不足が顕著だからです。薬学部は都市部に多くあり、卒業後にそのまま都市部に就職してしまいがちです。
地方には薬学部が少ないため、就職者数も減り、慢性的な薬剤師不足につながっています。地方や郊外では人手不足が解消せず、ますます時給が上がる傾向に。地方や郊外に住んでいるママ薬剤師にとっては、うれしいポイントといえるでしょう。
ママ薬剤師が派遣で働く際の注意点
今回紹介したように、高時給、短時間・短期間で働ける、福利厚生も充実、キャリアアドバイザーに相談できるなど、制約のあるママ薬剤師には派遣社員としての働き方がおすすめです。しかし、派遣薬剤師に全くデメリットがないわけではありません。それは、正社員やパートに比べると求人数が少ないことです。
前述したように、派遣社員は人手が足りない、今だけ働いてほしいなど、緊急の時に期間を決めて募集することが多いため、いつでも募集があるとは限りません。そのため、良い求人はすぐに募集が終了になってしまうこともあります。自分にとって理想的な求人に出会った時には、早めに問い合わせるようにしましょう。
ママ薬剤師が職場を選ぶ際のチェックポイント
ママ薬剤師が派遣社員として働くメリットを紹介しましたが、ここではそのほかにママ薬剤師が職場を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを紹介します。
まず、その職場に常勤の薬剤師が何人くらいいるのかを確認しましょう。常勤の薬剤師がいることで仕事の負担が軽くなります。次に、薬剤師ひとりあたりの1日の処方せん枚数が何枚かを確認することも大切です。一部の診療科を除くと、ひとり当たりの1日の処方せん枚数は40枚までと決まっています。科目の内容によって一概にはいえませんが、枚数が多いと仕事が大変なことが多いでしょう。
そのほか、ママ薬剤師が何人くらいいるのかも確認したいところです。子どもは急な病気になることも多く、ママ薬剤師は突発的に休みが必要になります。そのような時に子育てへの理解があるママ薬剤師がいれば、事情を配慮してもらえることが多く、休みやすくなるでしょう。
こういったことを全て自分で調べるのは難しいかもしれません。そのため、自分で調べようとするのではなく、薬剤師の情報をたくさん持っている薬剤師専門の派遣会社に登録するのがおすすめです。
薬剤師専門の派遣会社を選ぶポイント
では、薬剤師専門の派遣会社はどう選べばいいのでしょうか。
まずひとつめのポイントは、薬剤師のスキルを取り戻せる研修制度が充実していること。日々更新されている医療の情報には勉強が欠かせないため、研修やOJT、eラーニングなどのサービスがあると良いですね。ブランクがある場合にもおすすめです。
2つめは、正社員だけでなく、契約社員、派遣、パート・アルバイトの紹介があること。さらに、月1日の単発派遣まで、あらゆる雇用形態に対応しているところがおすすめです。
3つめは、サービスを利用したエピソードがわかること。特に、ママ薬剤師としての体験談やブランクありの事例が豊富なサービスを選ぶことが大切です。
「アプロ・ドットコム」なら短期・単発の派遣求人が豊富
前述した薬剤師専門の派遣会社を選ぶポイントを全てクリアしているのが、薬剤師専門の転職サポートとして25年以上の実績がある「アプロ・ドットコム」。正社員からパート、派遣までさまざまな形態に対応しており、短期・単発の派遣求人も豊富に用意しています。
子どもが小さいうちは派遣で、子どもが大きくなったら正社員で働きたいという要望も、アプロ・ドットコムなら対応できます。薬剤師の転職市場に精通したキャリアアドバイザーが、一人ひとりに個別で対応してくれるのも安心できるポイント。薬剤師派遣向けの教育研修も用意しているので、ブランクがある人でも自信を持って社会復帰できます。
ママ薬剤師として派遣で働きたい、いろいろ聞いてみたいという方は、ぜひ一度アプロ・ドットコムへお問い合わせください。