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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

アプロママ特集

2024.08.02

ママ薬剤師がブランクから復職するときは転職支援&人材派遣会社に相談を!

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結婚や出産、子育てのために一時的に薬剤師の仕事から離れた後、時間にゆとりができたから復帰したいと思う人も多いでしょう。薬剤師は、ブランクがあっても復帰しやすい仕事です。

しかし、いざ復帰するとなると「新薬の情報を把握できていない」「最近のドラッグストア・調剤薬局の仕事内容がわからない」「家庭と仕事の両立が大変そう」など、さまざまな不安が押し寄せてきます。

これらの不安を全て、自分で解決するのは時間も労力もかかり難しいものです。そんな時は、ブランク明けのママ薬剤師に対して、転職支援や人材派遣を専門に行っている人材サービスに相談してみると、スムーズに解決できたり、ヒントをもらえたりします。

では、どのような転職支援サービスに、どんな相談をすればいいのでしょうか。今回は、ママ薬剤師がチェックしたいポイントを紹介します。

研修が充実している

薬機法の改定や2年に1度行われる診療報酬改定により、薬剤師の業務内容は大きく変化します。また、新薬も続々と登場しており、年間約100品目が承認されているほか、ジェネリック医薬品の割合も年々高まってきています。

特に作用機序が従来のものと異なる場合は注意が必要であり、違いを説明できるようしっかりと理解しておかなければなりません。在宅医療の割合も増え、薬剤師が取り扱う薬の種類は大幅に増え、業務が複雑になっているといえるでしょう。

ブランクが長ければ長いほど、キャッチアップが大変になります。書籍や雑誌、eラーニング、研修会、通信講座などを利用して学ぶことができますが、子育てに忙しいママ薬剤師にとって、サービスをしっかり調べて選ぶのは大変な作業です。

転職支援サービス会社のなかには、ブランクから復帰する薬剤師に向けた研修を用意している企業があります。押さえておくべきポイントが明確になっているため、効率よく学習ができます。自力での学習が不安という方は、充実した研修がある転職支援サービス会社を選びましょう。

研修認定薬剤師になるために必要なeラーニングや講座を提供している会社もおすすめです。研修認定薬剤師になると、「かかりつけ薬剤師」になることができます。子どもが大きくなったら、もっと仕事をがんばりたいと考えている方は、ぜひ取得しておきたい資格です。

パート・バイト・派遣といった、多様な雇用形態の求人を扱っている

正社員は安定した収入が得られるうえ、福利厚生が充実しているなど多くのメリットがあります。ただし、復帰直後にフルタイム正社員で働くのは体力的にきつく、慣れるまでは短時間で働きたいという人も多いでしょう。

「責任が軽い仕事から始めて、少しずつ勘を取り戻したい」「徐々にペースをつかんでいきたい」という人におすすめなのが、自分の好きな時間を選んで働けるパート・バイト、派遣という働き方です。

パート・バイトは1日4時間、週3日など子育てを重視した働き方が可能です。一定の条件を満たせば社会保険に加入することができ、職場によってはボーナス・昇給も期待できます。長期間同じ職場で働けることが多いため、子育てに余裕が出てきたら、正社員に切り替えるといったことも実現しやすくなります。

派遣もパート・バイト同様、自分の好きな時間で働くことができます。派遣会社に登録すれば自分の希望にあった職場を紹介してくれるため、自分で求人を探す手間もありません。就業中も派遣会社のサポートを受けることができ、職場でトラブルがあった場合は派遣会社の担当者が代わりに交渉してくれます。パート・バイトよりも高時給の仕事が多いのもうれしいポイントです。

とはいえ派遣薬剤師は、法律により同じ職場で働けるのは最長で3年と決められており、短期間で職場を変わる必要があります。また、パート・バイトより即戦力を求められがちなため、復帰明けにはきついと感じる人もいます。

なお、紹介予定派遣なら、まずは派遣で働いて慣れてきたら正社員、契約社員といった直接雇用に切り換えることも可能です。将来的に正社員などをめざしている場合は、派遣会社に相談してみてください。

「フルタイムで復帰するのはきついけど、パート・バイト、派遣のどちらを選べばよいかわからない」「両方の求人を同時に検討したい」という方は、多様な雇用形態の求人を扱っている転職支援会社を選びましょう。

派遣のなかには、1日~数日の契約期間という単発派遣求人があります。週1日だけ、月に2日だけなど働く時間の確保が難しい人、子育てを優先しつつも薬剤師のスキルをさびつかせたくないママ薬剤師に人気の働き方です。

単発派遣を扱っている派遣会社は数が少ないため、希望する場合は派遣会社選びに注意が必要です。

ブランクありのマッチング事例が豊富

ブランクから復職するママ薬剤師が求めるものは、給与アップ、キャリアアップなど一般的な転職理由だけではありません。ママ薬剤師のニーズをしっかり把握し、転職支援実績がある会社を選べば、働きやすい職場を見つけやすくなります。

特に、子育てに理解がある職場かどうかは、多くのママ薬剤師が求める条件です。子どもが小さいと、どうしても体調不良などで急な早退や休みを取らなくてはならないことがあります。その際に快く休みを取らせてくれる職場だと、快適に働くことができるでしょう。

また、働いているママ薬剤師が多いかどうかも重視されます。多くのママ薬剤師が働き続けているということは、働きやすい環境が整っている、雰囲気が良いということです。ママ薬剤師が多ければ、急な欠勤や早退もお互い様の精神で助け合えるため、肩身が狭い思いをすることは少ないといえます。

子育てに関する支援制度もチェックが必要です。正社員、契約社員での復職を希望する場合は、時短勤務を検討する方も多いでしょう。子どもが何歳になるまで時短勤務が使えるのか、実際に使っている人はどのくらいいるのかといった情報をチェックしておきましょう。

ママ薬剤師が知りたい情報は、求人情報からは読み取ることができません。ママ薬剤師の人数や支援制度の利用状況など、職場の詳細を把握している転職支援会社なら安心です。

調剤薬局、ドラッグストア、病院など多彩な職場の求人を扱っているか

同じ薬剤師という仕事でも、職場によって働き方は異なります。自分にとって最適な働き方を見つけることで、復職がスムーズに進みます。

・調剤薬局

数が多く、自宅近くで職場を見つけやすいのがメリットです。ブランク明けのママ薬剤師も多く活躍しており、ママ薬剤師にフレンドリーな職場が多いようです。

総合病院門前、門前薬局などそれぞれに特徴がありますが、ママ薬剤師が働きやすいのは、「薬剤師の配置人数に余裕がある」「急な休みを取っても、本部や他店からヘルプの薬剤師が派遣される」職場です。人数にゆとりがあれば休みを取得しやすく、子育てとの両立がしやすいといえます。

また、取り扱う処方箋の枚数や内容もチェックしましょう。枚数が多い職場は忙しく、復帰明けにはきついかもしれません。過去の経験にもよりますが、比較的処方がシンプルな眼科、皮膚科、整形外科の処方がメインとなる薬局もブランク明けにおすすめです。

とはいえ、ママ薬剤師が働きやすい調剤薬局は離職率が低く、なかなか求人が出ないのが現状です。自力で探すのは困難なため、転職支援会社に探してもらうことをおすすめします。

・ドラッグストア

調剤薬局併設のドラッグストアの増加に伴い、求人数も増えています。大手チェーンを中心に研修制度が充実しているため、ママ薬剤師も安心して復職ができます。一般販売品(OTC)だけを扱う求人もあるため、調剤未経験の方やブランクが長い人は狙ってみるとよいでしょう。

医療用医薬品、OTC医薬品の販売だけでなく、衛生用品や食料のレジ対応、品出しなどドラッグストア全般の業務を行うため、調剤薬局よりも高時給のことが多いようです。福利厚生が充実しているケースも多く、従業員割引制度を利用してドラッグストアで販売している商品を購入できることもあります。ミルク、おむつ、おやつなど、子どもに関連するアイテムを安く購入できるのも魅力です。

土日祝日や夜間も営業しているドラッグストアが多いため、平日午前中のみ働きたい、土日は連休を取りたいといった希望が実現しにくいことがあります。事前に確認しておきましょう。

大手調剤薬局チェーンやドラッグストアが運営している転職支援会社の場合、グループ系列の店舗の求人を優先して紹介することが多いようです。自分の希望条件と合っていれば問題ありませんが、条件が合わなくても無理やり面接をさせられたという声もあがっています。

大手グループの傘下ではない独立系のエージェントなら、本当に自分にあった職場を紹介してもらえます。自分の希望を重視したい方は独立系のエージェントかどうかをチェックしてみてください。

・病院

ママ薬剤師におすすめなのは、回復期・慢性期病院です。パート薬剤師は入院患者の調剤のみとしている病院も多く、定時退社ができるでしょう。

高度急性期病院や大学病院など高度医療を提供している病院の場合、豊富な経験を積むことができますが、病棟や手術室へ配属される可能性があるほか、当直もあります。「過去に病院勤務の経験がある」「高度医療の現場で働きたい」「時間に融通が利きやすい」という人以外は、ブランク明けは避けた方が無難です。

求人選びをサポートしてくれる

週3日、9時~15時の勤務、通勤時間は30分以内、土日は絶対に休みたいなど、条件を増やせば増やすほど、求人は見つからなくなります。自分の中ではどれも譲れないと考えているうちに、復職する機会を逃してしまうかもしれません。

転職支援会社は求人選びからサポートしてくれます。担当者と話し合いながら仕事に対する条件の優先順位をつけていくことで、譲れる・譲れない条件が見えてきます。また、客観的なアドバイスをもらうことで、譲れないと思っていたことが他のサービスを使えば解決できるなど、新たな視点も生まれます。

また、転職支援会社は非公開求人を多く保有しています。非公開求人の中にはお得な求人も含まれているため、支援会社に登録し非公開求人を紹介してもらいましょう。

正社員希望なら、面接対策をしてくれる

薬局・ドラッグストア・病院の経営者にとって、子育てを重視して働きたい、ブランクがある薬剤師は大歓迎とはいえないのが現状です。できることならフルタイムで働けて、経験豊富な人を採用したいと考えてしまうでしょう。

ブランクから正社員として復職する際は、「ブランクがあってもしっかり働ける」「企業にとってメリットがある」と伝えることが重要です。ただしひとりで準備することは難しいので、転職支援会社の力を借りましょう。

まずはキャリアの棚卸しを行い、自分の経験の整理、強みを分析。そこから面接でのアピールするポイントを探していきます。履歴書、職務経歴書の書き方から面接のロールプレイングまで対応してくれる会社なら、さらに安心です。

求人紹介や面接の日程調整など、面倒な手続きを代行してくれるので、ブランクが長い人や正社員は初めてという人は、積極的に転職支援会社を利用しましょう。

キャリア相談を行っている

ブランクから復帰する際は、仕事を始めることだけが目的となってしまうことが多く、長期的なキャリアについて考えることを忘れがちです。復職となると生活が大きく変わるため、最初の働き方をしっかり決めるのは大事なことですが、その後の長い薬剤師キャリアを考え続けることも重要です。

薬局の経営者は、パート・バイトで働く時間が短くても、職場に貢献してくれる人、長く働いてくれそうな人を優先して採用します。転職支援サービスを利用する際は、「子どもが中学生になるまで勤務時間は増やしたくないが、その後は少しずつ仕事量を増やしていきたい」など、前向きなキャリアプランを伝えるようにしましょう。

派遣の場合、勤務時間や勤務地、時給、応需科目など条件だけで求人を選んでいくと、一貫性のあるキャリアを築くのが難しくなります。「将来的に仕事の量を増やしたい」「正社員になりたい」と考えた場合、仕事の軸や強みのアピールが弱くなり、せっかく働き続けてきた経験を上手に活かせないこともあります。キャリアプランについて派遣会社の担当者と相談しながら求人を選んでいくことが大切です。

どのようなキャリアプランを描いたら良いのか、自分一人ではわからないことも多いため、キャリア相談がある転職支援会社を選びましょう。薬剤師業界に精通した担当者からのアドバイスを受けながらキャリアプランを考えていけば、後悔しないキャリアを実現できます。

ママ薬剤師はアプロ・ドットコムで復帰をめざそう

以前は売り手市場と言われていた薬剤師の転職市場ですが、コロナ禍を経て、薬剤師の資格さえあれば自由に職場を選べる時代は終わりました。事前にしっかりと対策を練っることが大切になってきています。

薬剤師の転職支援に25年以上の実績があるアプロ・ドットコムでは、常に最新の情報をもとに、パート・バイト、派遣、正社員といった多様な雇用形態の中から最適な職場を紹介します。独立系のエージェントのため、特定の薬局をおすすめすることもなく、単発派遣の求人も多く扱っています。

ママ薬剤師のマッチング実績も豊富なため、知りたいポイントをしっかり把握しています。派遣社員には研修のほか、eラーニングも提供。働きながら認定薬剤師をめざせます。いろいろ相談したい、自分に合った仕事や働き方が知りたいという方は、お気軽にご相談ください。