• TOP
  • スタッフブログ
  • かかりつけ薬剤師、在宅医療…今後求められる薬剤師の人物像と仕事・役割

スタッフブログ

薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

病院・薬局トレンド

2024.06.19

かかりつけ薬剤師、在宅医療…今後求められる薬剤師の人物像と仕事・役割

薬剤師の女性2人
  • 薬剤師
  • 求人
  • 仕事
  • アプロ・ドットコム
  • かかりつけ薬剤師
  • 在宅訪問
  • 服薬指導

薬剤師が増加し、売り手市場ではなくなってきていると聞いたことがある人もいるでしょう。そんななかで、調剤薬局で求められる役割も変わりつつあります。従来は薬を取り扱う対物業務が重要視されていたのですが、今後は対人業務がメインになってきます。今回は、これから求められる薬剤師の人物像、仕事、役割について見ていきましょう。

薬剤師として求められる役割

まずは今後、薬剤師として求められる役割を4つ紹介します。

薬物治療が高度化していくうちに、服用に特別な注意が必要な医薬品が増えてきました。2019年に薬機法が改正され、薬剤師は専門的な知識を今まで以上に求められるようになっています。

薬剤師は常に最新の医療情報にアップデートし、患者様に適切なアドバイスを行う必要があります。薬剤師の役割は、新しい薬剤について知識を深め、安全な薬物療法を提案し、患者様の健康を守ること。そのため、薬剤師になったから知識が備わっていると過信することなく、専門的な勉強を続けることが求められます。

薬剤師は薬の調剤を行うため、正確性と注意力が必要です。処方箋の内容を正確に理解し、的確に薬を調合しなければなりません。些細なミスが患者様の健康に影響するため、常に注意力を切らさずに仕事をすることが求められます。

高齢化が急激に進み、また生活習慣病の患者様が増加している中、「セルフメディケーション」が注目を集めています。セルフメディケーションとは、自分の健康に責任を持って軽度な身体の不調を自分で手当すること。推進するために、調剤薬局やドラッグストアで働く薬剤師のアドバイスが期待されています。

管理薬剤師、店長、マネージャーなど、マネジメント経験がある人も薬剤師として求められます。企業にとっては若手薬剤師への教育も重要な課題になっているからです。

薬剤師として求められる仕事

薬剤師として求められる仕事はさまざまですが、今回は「かかりつけ薬剤師」と「在宅医療」の役割と仕事を紹介します。

「かかりつけ薬剤師」は、患者様の相談に乗り、健康管理をサポートする薬剤師のことで、薬や健康、介護などの知識と経験が求められます。具体的な仕事は、服薬情報の一元化と継続的な把握、薬学的管理と指導、24時間対応や在宅対応、医療機関との連携です。医療の高度化や細分化が続く中、服薬管理に悩む患者様が増えており、かかりつけ薬剤師のサポートが求められています。

薬剤師の世界にも在宅訪問する在宅医療が広まっています。在宅医療では、薬学管理、薬歴管理・服薬指導、副作用等のモニタリング、処方内容のチェック(重複投薬、飲み合わせなど)、疑義照会など医師との連携などを行います。高齢化が進む日本では今後も在宅医療が増え続けることが予想されており、在宅医療に対応できる薬剤師のニーズも高まると考えられます。

薬剤師として求められる人物像

最後に、薬剤師として求められる人物像を3つ紹介します。

薬剤師は患者様の服薬状況をヒアリングし、一人ひとりに合わせて情報提供を行います。また、医療関係者はもちろん、他職種の人と連携をして医療を提供していくため、さまざまな人とコミュニケーションを取る必要があります。

薬に関する相談を気軽にできるような関係を築くためにも、コミュニケーション能力は欠かせません。患者様や連携する人たちとしっかり信頼関係を築くことが、患者様の満足度や信頼性につながるのです。

薬剤師を取り巻く環境は変わりつつあり、かかりつけ業務や在宅医療など、新しい業務が増えています。そんななかで、今までと違う業務に柔軟にチャレンジできる人は、将来的にも生き残れるでしょう。また、在宅訪問のために車の運転ができることも重要視されるようになってきました。

薬剤師としてスキルアップするために、認定薬剤師や専門薬剤師などの資格取得をめざしている人も好印象を与えます。薬剤師の知識はアップデートが必要で、資格取得のために学び続けられる姿勢が評価されるのです。転職活動をするうえでは、アピールポイントにもなるでしょう。

薬剤師の求人を探している方は「アプロ・ドットコム」をチェック!

薬剤師業界は売り手市場ではなくなりつつあります。薬剤師業界は日々変化を続けており、それに対応していける人が今後も薬剤師として活躍していけるでしょう。

とはいえ、薬剤師として転職を考えるなら、自分の希望条件に合った求人があるかどうかが最も重要なことです。アプロ・ドットコムは薬剤師の正社員、派遣社員、パート、単発派遣求人を豊富に用意しています。

転職のサポート経験が豊富なキャリアドバイザーが、カウンセリングで一人ひとりの希望を把握し、適切なアドバイスを行うので安心していただけます。長く薬剤師として活躍したい方は、ぜひアプロ・ドットコムにご相談ください!