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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

求人トピックス

2023.10.16

薬剤師必見!求人情報から薬局の実態を見抜く11のポイント【条件編】

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求人情報には重要な情報が掲載されています。それぞれ基本的な情報は把握できるものの、詳細がわからず、後々「思っていた条件と違う」と思うこともあるでしょう。仕事内容や勤務地、実際にもらえる年収や休日などの重要な情報はきちんと把握し、思わぬミスマッチを防ぎたいものです。

今回は、求人情報から薬局の実態を見抜く11のポイントを紹介します。まずは【条件編】として、5つのポイントについて解説します。

1.年収 / 時給

400~600万円のように幅を持たせた年収が記載されている場合は、最低限保証する額から最高の金額までを示しています。これまでの経験面接による評価で、もらえる年収は異なるため、最低額が低いから年収が少ないとは限りません。

最低額が少額の場合は、新卒の初任給まで含まれている可能性があります。実際に転職する場合は、最低保証額より高い年収を提示されるケースが多く、最低と最高が離れている場合は昇級規定や研修制度がしっかりしているのかもしれません。一方、最低保証額が高い求人は即戦力を期待されている求人が多く、忙しい職場である可能性があります。また、管理薬剤師やエリアマネージャーなどを同時に募集する場合は、高低の差が大きくなりがちです。

時給の場合、最低保証額は「ブランクが長い」「扶養内で働きたい」という人向けで、最高金額は「ラストまで勤務できる」「土日に働ける」というケースが多いようです。

2.開局時間 / 勤務時間

求人票には薬局の開局時間が記載されていますが、開局時間=勤務時間とは限りません。たとえば開局時間が「9~19時(休憩60分)」の場合、9~18時、10~19時といったシフト勤務のケースがよくあります。

また9~19時の実働9時間のシフトの日もあれば、実働が8時間より少ない日もあるという変形労働時間制をとっている薬局もあります。変形労働制とは、1週間の法定労働時間(40時間)を超えなければ、特定の週に法定労働時間を超えても平均して時間内に収まっていればよいとする制度です。

毎週決まった時間に働きたいという方は、変形労働制かどうかを確認のうえ、求人を絞り込みましょう。

3.週休 / 年間休日

働くうえで休日は大事なポイントです。よく見かける週休2日と完全週休2日という表記の違いは、しっかり押さえておきましょう。

毎週2日の休みがある働き方が、「完全週休2日」です。これに対して、月に最低1回は週2日休みの週があり、週1日休みの週もあるという場合は、「週休2日」と記載されています。

また、4週6休、4週8休は4週に6日、もしくは8日の休みがあることを意味します。職場によっては祝日も休みになり、完全週休2日よりも休日が多いこともあります。

年間休日は全従業員に一律に与えられる休日を合計したものであり、年次有給休暇は含まれません。週休として定められている曜日や休業日に加え、年末年始、ゴールディンウィーク、国民の祝日、お盆休みなどが加わります。

たとえば、完全週休2日制の場合、年52週の週休は2日×52週で104日です。年間休日は104日より多いかどうかで、祝日が休日に含まれているかが判断できます。

なお、近隣のクリニックの関係で、水曜と土曜は午前中しか開局していない場合、半日+半日で1日とカウントするケースもあるため、注意が必要です。

4.週○日以上から勤務可能

「週〇日以上」と記載されている場合は、毎週好きな曜日を選んで働けるわけではなく、働く曜日が固定されているのが一般的です。曜日固定ではない場合、大半は単発や応相談と記載されています。

5.住宅手当 / 社宅貸与

福利厚生の一環として、住宅費を補助する住宅手当が支給される場合があります。ただしこれは、全額負担ではなく、一部負担であるケースがほとんどです。多くの薬局で、賃貸、持ち家といった住宅区分や扶養家族の有無によって支給額が異なる定額方式が導入されています。

企業が用意した社宅に住む場合、敷金・礼金は不要で、家賃は給与天引きになるため税金の負担が減るメリットがあります。ただし、借り上げ社宅は独身限定が多いので、必ず確認しておきましょう。

求人情報に疑問があれば「アプロ・ドットコム」に相談を

前編では、求人情報に記載されている主要条件の読み方を解説してきましたが、「これは、こういう意味だろう」と思い込んでしまうと、後悔することもあります。働きながらの転職活動は時間が限られるため、細かいところまで調べられないということもあるでしょう。

求人情報をチェックする中で疑問があれば、薬剤師の転職支援の実績がある「アプロ・ドットコム」を上手に活用してください。求人情報について説明するだけでなく、経験豊富なキャリアアドバイザーがそれぞれの薬局の考え方や、職場の雰囲気までお伝えします。

後編では、求人情報でよく見かける「気になる用語」について説明します。

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