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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

求人トピックス

パート・アルバイトで働く

2024.05.06

薬剤師の「単発バイト」「短期バイト」って実は派遣?

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薬剤師として働いている人のなかには、「すきま時間を使ってもっと収入を増やしたい」「副業をして家計の足しにしたい」「他の職場を経験してみたい」という方もいるでしょう。今の仕事を続けたままで、それらを実現する方法があります。それは、1日数時間から働くことができる単発の仕事をすること。時給の相場も3,000円前後と高く、長期的なパートよりも高時給が多い傾向です。

しかし、初めて派遣を検討した人や薬剤師のアルバイトを探している人のなかには、「単発派遣と単発や短期のアルバイト・パートはどう違うの?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。一見同じような雇用形態や働き方に見えるかもしれませんが、法律的にも明確な差があるなど、両者には大きな違いがあります。

今回は、両者の違いと単発派遣のメリット、どんな人に単発派遣がおすすめなのか、単発派遣の流れなどをわかりやすく解説します。薬剤師として単発の仕事で働きたい方、興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

「単発バイト」や「短期バイト」とは?

「単発バイト」「短期バイト」は、最短1日など短期間勤務する働き方です。1日だけ働くのは「日雇い」と同じ働き方であり、短期バイトは数ヵ月程度の働き方も指します。すきま時間や空いた1日だけ働けるのが大きな特徴です。

「単発派遣」との違い

薬剤師派遣と単発バイト・短期バイトは雇用形態が異なります。前者は派遣会社を介して雇用が行われるのに対し、後者は企業に直接雇用されるのが特徴です。

求人サイトに載ることの少ない「薬剤師短期バイト求人」

アルバイト採用をする際には企業が求人サイトなどに求人情報を掲載し、面接から採用まですべてを自分たちで行います。それは、たとえ単発バイトだとしても同じです。

しかし、たった1日から数日働くだけの人材を確保するために、コストと労力をかけたくないのが企業の本音でしょう。そういった側面もあり、短期の直接雇用、いわゆる短期バイト求人は薬剤師専門の求人サイトにあまり掲載されず、探すのが困難だといえます。

気軽に利用できるのが単発派遣

「短期で人を雇うのにコストや労力をかけたくない、でも人手不足で薬剤師を雇いたい…」、そういった企業が頼るのが単発派遣です。単発派遣求人を扱う派遣会社は、普段から多くの求職者とコンタクトを取っており、企業と人材のマッチングのノウハウも確立しています。そのため、迅速に働く人を確保したいという需要に対応しやすいのが特徴です。

メリットがあるのは企業側だけではありません。働く側にも同じようにメリットがあり、「すぐに入れる仕事はないかな?」と思った時などに派遣会社に相談すれば、手軽に単発の仕事を見つけられるのがうれしいポイントです。

また、単発派遣の場合、求人があれば何度でも同じ職場で働くことができます。同じ職場で仕事を続けたいという希望があるならば、派遣会社に伝えておくようにしましょう。

単発派遣で最も多いのは、調剤薬局です。次いで、調剤が併設されているドラッグストアになります。調剤なしのドラッグストアの派遣薬剤師求人も、わずかながら存在しています。

短期派遣には法的な制限がある!働けないケースに注意しよう

すきま時間など時間が空いた時や、急な出費でお金が必要な時に便利な短期派遣。しかし、実は誰もが短期派遣で働けるわけではありません。

2012年に労働者派遣法が改正された際、単発派遣や日雇いなど短期間での労働契約が禁止されたためです。現在は、労働契約が30日未満の短期派遣は原則禁止となっています。「そうなると、数日の短期派遣では働けないのでは?」というと、そうとは限りません。

単発派遣には例外があり、「60歳以上の人」「雇用保険が適用されない学生」「本業の年収が500万円以上」「世帯年収が500万円以上で、主たる生計者でない人」といういずれかの条件にあてはまれば、30日未満の短期派遣で働くことができるのです。

簡単にいうと、学生、60歳以上の方、副業で働く方、配偶者の収入が500万以上の主婦または主夫の方なら、短期派遣でも働けます。現在の自分の状況がそれらにあてはまるか、まずは確認してみてください。

バイトではない単発派遣ならではのメリット

薬剤師の短期バイトはあまり求人サイトに載らないとはいえ、まったくないとは言い切れません。運がよければ、近隣の薬局やドラッグストアで募集の告知に出会うこともあり得るでしょう。しかし、仮に両方を選べる状態だとしても、派遣で働くことには明確なメリットがあります。ここからは単発派遣ならではのメリットを7つ紹介します。一つひとつ見ていきましょう。

・高時給でしっかり稼げる

単発派遣の最も大きなメリットは、アルバイトに比べて時給が高いことです。薬剤師のアルバイト相場は2300~2500円程度といわれています。しかし派遣の場合は、3000円を超えることも多く、働く条件次第ではもっと高くなることがあります。

企業側は薬剤師がいないと仕事に支障が出るため、時給が高くなっても単発派遣で薬剤師を確保したいと考えているためです。収入を得るために単発・短期の派遣で働く人にとって、しっかり稼げるというポイントは見逃せないもの。少ない日数で効率的に収入を得られるのは魅力的ですね。

・自分の働きたい時に働ける

単発派遣には時給以外のメリットもあります。たとえば、融通が効きやすいのも派遣のメリットといえます。単発派遣では自分が働きたい時に働けるのが特徴です。

たとえば、家事・育児中の人が「空いている日だけ」「都合のつく時だけ」単発派遣で働けば、仕事とうまく両立できるでしょう。もちろん、親の介護を抱えている人にとっても「親がデイサービスに行く日だけ」などと決めれば、働きやすくなりそうです。

そのほか、本業をしている人が副業としてお小遣い稼ぎをするのにも最適です。単発派遣では、パートのように勤務日や勤務時間を固定されることなく、働きたい時にだけ働くという自由な働き方が実現できます。さらに、体力に不安のある年配の方も無理せず働けるのが魅力です。

・希望の条件で働ける

たとえ単発で働くとしても、勤務地や勤務時間など、自分にとって働きやすい条件で働くに越したことはありません。単発派遣なら、納得のいく時給や業務内容、勤務時間、職場の雰囲気を希望できます。まずは、派遣会社の担当者に要望をしっかりと伝えておくようにしましょう。

・煩わしい人間関係がない

薬剤師の転職理由の多くは「人間関係」によるもの。単発派遣は同じ職場でずっと働くわけではなく、短い期間の付き合いになり、人間関係のトラブルが起きにくいのが特徴。苦手な人や気の合わない人がいたとしても、短期間我慢すればよいのがメリットです。煩わしい人間関係に悩みたくない人にぴったりな働き方といえるでしょう。

・いろいろな職場を体験できる

ずっと同じ職場で働いていると、他の職場がどんな感じが気になりますよね。単発派遣では、いろいろな職場で働くことができるため、経験の幅が広がります。

今の職場で働き続けるか迷っている人も、他の職場を肌で感じられるので、今後のキャリアについて考えるきっかけになるかもしれません。また、普段とは違う職場で働くことが自身のスキルアップにつながる可能性もあります。

・派遣会社の福利厚生が適用される

せっかく働くならば、福利厚生を活用したいもの。しかし、単発バイトではその都度福利厚生の内容が変わってしまいます。単発派遣では派遣会社の福利厚生が利用できるので、派遣会社に登録して単発派遣を紹介してもらえば、その都度福利厚生について確認する手間が省けます。

ブランクの期間を作らずに済む

育児や介護など、家庭の事情があり、薬剤師の仕事から一旦離れようか迷っている人もいるでしょう。そんなとき、単発派遣で働くことによって、薬剤師の仕事を続けることが可能になります。

日々進化する薬剤師の仕事内容から遅れることなく、スキルを維持できるのは大きなポイント。将来的に正社員などで薬剤師として働きたい場合は、ブランクを作らずにすむのもメリットといえるでしょう。

単発派遣に必要なスキル

単発派遣に必要なスキルは、調剤知識、調剤技術、調剤スピード、電子薬歴、正確性、コミュニケーション力、臨機応変な対応力です。単発派遣には試用期間などがないため、即戦力が求められ、さまざまな仕事がこなせることが必要になります。とくに、調剤スピード、調剤知識は必須です。

患者様への薬の説明は店舗によって異なる可能性があるため、店舗に合わせた説明ができるような臨機応変な対応力や柔軟性が必要です。また、多くの薬局やドラッグストアで取り入れられている電子薬歴の使用歴もあるとよいでしょう。

しかし、電子薬歴はメーカーによって操作性が変わるので不慣れな人もいるでしょう。操作する機会があれば、なるべく積極的に電子薬歴に触れておきましょう。初めての場合はできる限り早く操作になれるように努力することが大切です。

単発派遣に向いている人

自分が単発派遣に向いているのかわからないという人もいるかもしれません。単発派遣に向いているのは3つのタイプです。

ひとつめは、本業とは別に休日に働きたい薬剤師。単発派遣はすきま時間に高時給で働けるため、副業として働きたい人に人気です。対応の早い派遣会社なら、急に予定が空いた場合に仕事を紹介してもらえることもあります。

2つめは、子育てをしているママ薬剤師です。残業がないため、育児中でも安心して働けるでしょう。育児と仕事の両立がしやすいのもポイントです。

3つめは、普段調剤の業務を行っていない薬剤師です。薬剤師のなかには調剤業務を行わない企業に勤めている人もいます。そういった場合、調剤スキルを維持するために単発派遣で働くことがおすすめです。

単発派遣を探す方法

単発派遣の仕事は派遣会社の転職・求人サイトなどで見つけられます。「スポット派遣」「単発」「短期」「1日のみ」と検索条件を入力することで、単発派遣の仕事を探すことが可能です。

派遣会社のコーディネーターに相談すれば、自分が働けるかどうかの相談にも乗ってくれます。「単発バイト」と記載されているものの多くは単発派遣を指していることが多いため、バイトなのか派遣なのかを聞いておくと安心です。

単発派遣で給料をもらうまでの流れ

単発派遣を始めるには、派遣会社に登録することが必要です。登録後は希望を伝え、働く企業を紹介してもらいます。条件を確認し、自分の希望と合ったら雇用契約を結び、紹介された企業で働くのが一般的です。

1日の勤務であったとしても雇用契約書が必要になることを覚えておきましょう。勤務が終了したら勤務報告書を提出。給料は働いた企業ではなく、派遣会社から支払われます。

単発・短期で働きたい人は「アプロドットコム」で短期派遣・短期バイトを探そう!

アプロドットコムでは、正社員の転職や長期の薬剤師派遣の求人だけではなく、単発派遣の求人も多数紹介しています。アプロでは、単発派遣と短期バイトの両方が用意されており、両者の就業までの流れは異なります。

アプロなら、求人情報の雇用形態で「短期バイト」にチェックをいれるだけで、短期バイトの求人を確認できます。

単発派遣に興味がある方は、ぜひ「単発求人プレミアクラブ」に登録してみてください。最新の単発求人情報を週1回メールでお届けするので、機会を逃しません。また、単発派遣求人をカレンダー形式でチェックすることもできるため、思い立ったらすぐに働くことができます。

単発派遣は、自分で働ける日を決めてしっかり稼げるので、「薬剤師派遣に興味はあるけど、いきなり長期で働く自信はない」「長期の仕事がない日に働きたい」という方におすすめの働き方です。新しいことに挑戦するには勇気が必要で、不安なことも多いでしょう。

しかし、新しい職場に行けば、これまでにはなかった経験や知識を得られる可能性もあります。アプロではキャリアアドバイザーがしっかりとヒアリングし、一人ひとりに丁寧なアドバイスをするので心配はいりません。

アプロでは薬剤師派遣の仕事と求人に精通した派遣担当者が企業とのマッチングをサポートします。さまざまな仕事を紹介している会社とは異なり、薬剤師に特化しているのもポイントです。一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーがついて、他では聞けないような企業や薬局に関する情報を提供し、希望に沿った求人を紹介します。

薬剤師の求人や派遣に関して知りたいことがあれば、どんな些細なことでも、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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