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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

薬剤師のライフスタイル

2025.03.12

薬剤師派遣求人で、派遣担当者に確認しておきたい仕事内容&働き方

笑顔でこちらを見る女性薬剤師
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「フルタイムで正社員として働くのは難しいけれど、薬剤師としての仕事は続けたい」「ライフスタイルを大事にしながら、それなりに稼ぎたい」という方におすすめの働き方が派遣社員です。薬剤師派遣は、パートやアルバイトより高時給で効率よく稼ぐことができ、派遣会社が間に入ってくれるので安心して働くことができます。

しかし、いざインターネットで薬剤師派遣の求人を見ても、どこに注意したらいい仕事を選ぶことができるのかわからないという人も多いでしょう。

薬剤師派遣で働く場合、派遣会社に登録し、コーディネーターなどの担当者に希望の条件を伝えることで希望に合った求人を紹介してくれます。中にはホームページなどでは公開されていない求人情報もあるので、実際に相談してみるといいでしょう。

実際に求人情報を確認すると気になる点があることも。正社員やパート、アルバイトなど勤務先企業に直接雇用される場合は、応募時や面接時に気になる点を自分で確認する必要があります。とはいえ、「こんなことを気にしていると思われたら不採用になるかもしれない」などと考えて、きちんと確認できなかったという経験がある人も多いかもしれません。

その点、派遣の場合はコーディネーターが間に入るため、細かいことや自分のこだわりポイントなどもきちんと確認できるのがメリットです。今回は、薬剤師派遣で働く場合に派遣会社の担当者に確認すべきチェックポイントに、どのようなものがあるのかを紹介します。ぜひ参考にして、希望に合う仕事を見つけてください。

具体的な仕事内容

仕事探しで最も重視すべきポイントは、仕事内容です。「通いやすさ」「高時給」など、条件だけで仕事を決めてしまうと、想像していた業務内容と全く違っていたり、経験のない仕事で職場の足を引っ張ってしまったりする可能性があります。仕事内容の詳細については、働き始めてから後悔しないよう、事前の入念な確認が必要です。

業種によって仕事内容が違うので、主な派遣先である「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」について、それぞれの特徴を見てみましょう。

・調剤薬局の場合

調剤薬局では業務を効率的に行うため、派遣薬剤師が担当する仕事は投薬や薬歴入力がメインです。調剤業務は薬品の配置、分包機など機械類の操作方法、薬局内のルール、近隣病院との取り決めなど、さまざまなことを理解している必要があります。長く働くのが前提の場合、少しずつでも覚えながら業務に慣れてもらおうと配慮した配置になるでしょう。しかし、派遣の場合は契約期間中のみの勤務が基本のため、比較的対応しやすい投薬、薬歴入力業務を担当することになります。

ただし、在宅業務がメインの調剤薬局の場合、常勤スタッフが患者様の自宅を訪問している間に調剤や一包化を担当することがあります。また、ひとり薬剤師の職場、勤務時間中にひとりになる時間帯がある薬局などは、調剤、監査、投薬と一連の流れをひとりで担当することになります。

ひと口に調剤薬局での業務といっても、職場によって環境や求められる仕事内容は大きく違うので、実際にどのような仕事を担当するのか、業務の内容と範囲をきちんと確認しましょう。特に総合病院や専門病院の門前薬局の場合、経験のない科目の処方箋が多いと難しく感じることが多いので、どんな科目の処方箋を扱うのか、どの科目が多いのかまで確認しておくと安心です。

・ドラッグストアの場合

調剤薬局が併設されているドラッグストアの場合、投薬や薬歴入力といった調剤薬局での業務か店舗でのOTC(一般用医薬品)関連の接客を行うことが多い傾向です。どちらの業務も担当する場合、その比率なども確認するといいでしょう。

OTC販売では、お客様の要望、健康状態をヒアリングし、既往歴、併用薬、常用しているサプリメントなどの情報を確認してから服薬指導をし、販売します。処方箋を持参してくる患者様と違い、「インターネットで見たこの商品が欲しい」「病院に行く暇がないから治る薬を出して欲しい」「不安があるからとにかく話を聞いて欲しい」など、さまざまなお客様がいます。薬の専門家である薬剤師として対応していくなかで、接客業であると意識することも求められます。

また、ドラッグストアの場合、薬剤師としての業務以外にレジ打ち、品出し、お客様の案内など、ドラッグストアの店員としての仕事もあります。OTCの担当として出勤しても、OTCを求めるお客様が来ない時間はドラッグストアの店員としての仕事がメインになるでしょう。接客業の経験がなかったり、レジの取り扱いが未経験であったりすると難しいと感じるかもしれません。具体的にどのような業務をするのか、しっかり確認しましょう。

・病院の場合

労働者派遣法の第4条「労働者派遣事業を行ってはいけない業務」に設定されているため、病院で派遣社員は働けません。しかし、特別な場合に限り、働くチャンスがあります。将来的に直接雇用が想定されている「紹介予定派遣」と「産前産後休業、育児休業、介護休業などによる代替」のケースです。

派遣社員が日常的にいる職場ではないため、正社員と同様の働きを期待されることが多くなります。基本的には院内処方の調剤、服薬指導がメインになりますが、病院では注射剤など、調剤薬局では滅多に扱わない薬品も数多くあります。

入院設備のある病院の場合、勤務は交代制になり、場合によっては夜勤を担当することもあるかもしれません。同じ業務だけを担当する一般的な派遣業務とは全く違うと感じるでしょう。相応のスキルが必要なため、自分が対応できる業務なのかしっかり見極めましょう。

派遣として病院で勤務することは稀なため、自分で求人情報を探しても見つからないケースが多くあります。どうしても病院で働きたいという希望がある場合は、派遣会社のコーディネーターにしっかり伝えつつ、調剤薬局やドラッグストアで単発業務などを行いながら希望の求人が出るのを待つことになるかもしれません。

②時給

働く上で重視する項目のひとつは時給でしょう。パートやアルバイトに比べると派遣の時給は高めに設定されています。時給は平均で約3,000円となっており、フルタイム勤務に換算すると正社員よりも高くなるケースがあります。しかし、派遣社員には賞与や昇給がないため、トータルで考えると正社員の給与の方が高くなるようです。

平均的に時給が高めの派遣薬剤師ですが、どの仕事でも高いわけではありません。一般的な仕事では東京など大都市圏の時給が高く、地方に行くほど安くなりますが、薬剤師は大都市圏では求人に対する応募者が多いことから時給が低めに、地方や交通の便の悪い場所など人が集まらない地域では時給が高めに設定されています。求人情報をチェックする際に時給が高い・低いと感じたら、理由を確認してみましょう。

繁華街や駅直結などの便利な職場を探すのもいいのですが、勤務地が変われば同じ仕事で時給が大幅にアップする可能性もあります。「自宅の駅から中心地と逆方向に数駅行ったら、同じ系列店の時給がアップした」「不便な立地のため、時給が高く設定されている店舗が自宅からバス1本で通勤できた」といったケースもあります。働くことができる時間と希望する収入のバランスが取れるような仕事を探しましょう。

③勤務時間と残業の有無

求人に情報に必ず記載がある勤務時間。確認する際に気をつけたいのは、残業が発生する可能性です。一般的に派遣薬剤師の残業はあまりありませんが、職場によっては残業がある場合もあります。残業の可能性がある仕事の場合、最大で何時までなのか、残業に対応できる曜日と対応できない曜日を事前に決められるかなど、詳細を確認しましょう。また、残業が発生するのは繁忙期だけという場合、繁忙期にあたる期間を押さえておきましょう。

④契約期間と延長の可能性

一般的な派遣の場合、一定の期間で契約を更新していく形になります。労働者派遣法により、派遣社員として同じ企業で働けるのは3年までというルールがあるため、契約を更新していけば3年働けると思いがちですが、企業側がどのようなスタンスで求人を出しているのか確認が必要です。「最長でも1年で満了する」「正社員が入ったら契約更新しない」など、前もって期間や目安が決まっている場合もあります。

⑤福利厚生の内容

派遣で働くなら福利厚生はないと思っている人もいるかもしれません。派遣薬剤師は勤務先企業の福利厚生制度を受けることはできませんが、契約している派遣会社の制度が適用されます。加入条件をクリアすれば、健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険などの社会保険はもちろん、有給休暇、産休・育休制度も利用可能です。

最近では福利厚生に力を入れている派遣会社も多く、独自の福利厚生を用意している会社もありますので、派遣の登録をする前に調べておくとよいでしょう。また、薬剤師として働くなら、薬剤師賠償責任保険に自動加入してくれる派遣会社を選ぶと安心です。

⑥職場の雰囲気

求人情報からはわからない大事なポイントといえば、職場の雰囲気です。どんな雰囲気の職場で働きたいかは人それぞれのため、和気藹々とした明るい職場よりも無駄話をしないで集中して仕事を進める方が働きやすいと思う人もいるでしょう。

正社員のように長期間働くことを前提としている立場よりは気楽ですが、短期間であったとしても気持ちよく働きたいものです。自分に合う職場なのか確認するために、職場の雰囲気、年齢層、スタッフの入れ替わりの頻度などを確認しておきましょう。

⑦仕事の忙しさ

派遣薬剤師は多忙であったり、人手が足りていなかったりする職場が募集するケースが多いので、基本的に即戦力を求められます。忙しい職場が多いのですが、どれくらい忙しいかは職場によって大きく違います。勤務時間中は集中して働きたいと考えている人は問題ありませんが、あまり忙しいとついていけないという不安がある場合は、派遣のコーディネーターに伝えておきましょう。

ひとりあたりの処方箋枚数、来客数など、客観的に判断できる情報をもらうことが重要です。職場によってはひとり薬剤師の可能性もあり、複数人いる場合でも休憩時間やシフトの都合でひとりになる時間帯が生じることもあります。忙しさの程度や時間帯に加え、スタッフの人数の確認は必須です。

⑧派遣薬剤師を募集している理由

派遣薬剤師を募集している理由として、「急な退職者が出た」「正社員がなかなか決まらない」「必要な時間帯だけパートを募集しているが応募がない」といったものがあります。このような理由は想像できるので、募集する理由をわざわざ聞かないという人もいるかもしれません。

しかし、「薬剤師が定着しない」「入ってもすぐに辞めてしまう」などという理由の場合、その職場に何らかの原因があることも考えられます。なぜ派遣薬剤師を募集しているのか、理由を確認しておきましょう。

⑨職場の柔軟性

派遣薬剤師を選ぶ理由はそれぞれですが、「育児や介護との両立」「趣味を最優先にしたい」「集中的に稼ぎたい」など、何らかの目的があって選んだ人が多いのではないでしょうか。正社員に比べると融通が利きやすいことをメリットと考えているなら、柔軟な働き方が実現できればストレスが少なくなります。

ほとんどが正社員で派遣薬剤師が珍しい職場の場合、派遣薬剤師にも正社員と同じような感覚で接してくることがあります。派遣薬剤師が複数在籍していたり、これまでも多くの派遣薬剤師を採用していたりする職場の場合、派遣薬剤師に対する理解があるため働きやすいといえるでしょう。

また、育児や介護を優先するために派遣薬剤師をしている場合、緊急の対応で欠勤や遅刻・早退などが発生する可能性を受け入れてもらえる職場でないと厳しいでしょう。心配がある場合は、事前にその職場の環境について確認が必須です。

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アプロ・ドットコムのキャリアアドバイザーは、募集企業と応募者の両方をひとりで担当しているので、勤務先候補とのやりとりが伝言ゲームのようにニュアンスが変わってしまう心配がありません。気になる質問に対応するのはもちろん、実際の職場の雰囲気、募集の背景まで詳細にお伝えします。薬剤師派遣に興味がある方は、ぜひご相談ください。

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