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薬剤師のライフスタイル

2024.03.21

薬剤師の転職&キャリアアップ・4つのルートと将来像

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薬剤師として転職を考えている人のなかには、転職する際にキャリアアップしたいと思っている人もいるでしょう。

ずっと薬剤師として働いてきたけれど、先々のキャリアについてはあまり考えていなかったという人もいるかもしれません。

今回は、将来について考え始めた薬剤師の方々に向けて、キャリアアップのルートを紹介します。

薬剤師のキャリアアップの道

「管理薬剤師」「マネジメント」「専門性」「好待遇」…薬剤師のキャリアアップの選択肢を4つ紹介します。

・管理薬剤師をめざす

薬剤師のキャリアアップの流れとして多いのが、一般薬剤師→管理薬剤師→エリアマネージャーです。この場合、最初にめざすのは管理薬剤師で、薬剤師以外に資格は必要ありません。

調剤薬局やドラッグストアの管理薬剤師は、処方箋の調剤や患者様への服用指導、若手薬剤師の教育、ほかの薬剤師のマネジメントなどを担当します。

現場の責任者として従業員を導きながら仕事に取り組めることに、大きなやりがいを感じている人が多いようです。

一方で、製薬会社の管理薬剤師は薬の品質管理が主な仕事になります。

従業員のマネジメントは行いますが、処方箋の調剤や服薬指導、薬歴管理は行いません。

また、調剤薬局やドラッグストアと違って患者様と直接する関わる機会が少ないのが特徴です。

自分たちで作り上げた医薬品が全国で使われるため、幅広い患者様に貢献できるのが魅力です。

管理薬剤師として経験を積み、スキルを磨いたあとは、将来的にエリアマネージャーをめざすことが可能です。

・マネジメントスキルを磨いてエリアマネージャーに

管理薬剤師として実績と経験を積み、マネジメントスキルを磨けば、エリアマネージャーをめざすことができます。

エリアマネージャーは、チェーン展開している調剤薬局やドラッグストアで、複数の店舗や薬局の管理を担当します。

店舗の場合、店長経験のある人が就任するのが一般的です。

また、製薬会社にもエリアマネージャー職は存在しており、MRなどの営業職から支店管理を経て就任することが多い傾向です。

エリアマネージャーは、高い年収に加えて、経営と現場の両方の視点で業務に関われることに魅力を感じる人が多いようです。

・専門資格を取得する

薬剤師のキャリアアップとしてわかりやすいのが、専門資格を取得することです。

ここでは、認定薬剤師と専門薬剤師の2つの資格を見ていきましょう。

【認定薬剤師】

認定薬剤師は、医薬品に関する知識やスキルが一定以上あることを認定する資格です。

研修や講座を受講し、試験に合格することで取得できます。

認定薬剤師の資格は3年ごとの更新が必要です。

認定薬剤師には、がん薬物療法認定薬剤師、感染制御認定薬剤師、研修認定薬剤師のほか、20種類程度の資格があります。

また、「かかりつけ薬剤師」になる要件に研修認定薬剤師の取得が含まれているため、かかりつけ薬剤師としてキャリアアップしたい人は取得しておきましょう。

【専門薬剤師】

専門薬剤師は、認定薬剤師よりもさらに高度な知識やスキルがあると認められた資格であり、ほかの医療スタッフに指導ができるのが特徴です。

認定薬剤師の資格を取得している人がめざせる資格になっており、資格によっては試験や研修以外に薬剤師の実務経験が求められることもあります。

専門薬剤師の資格は5年ごとの更新が必要です。

専門薬剤師には、がん専門薬剤師、薬物療法専門薬剤師、精神科専門薬剤師などがあり、ほかにも多くの種類があります。

専門薬剤師は調剤業務だけではなく、医療チームの一員として医療の最前線で活躍できるのが魅力です。

専門薬剤師として実務経験を積み、論文や学会発表、最先端の薬物療法の研究、薬剤師の指導を行っていくと、将来的に高度専門薬剤師をめざすことができます。

・高年収の求人を探して転職する

将来的なキャリアを考えたときに、これといってめざす方向性が決まっていない場合は、現在の職場の給与に比べ、高年収の求人を探して転職するのもおすすめ。

キャリアアップとは高い能力を身につけて経歴を高めることです。

そのため、高年収の求人に転職することでキャリアが拡がる可能性もあるでしょう。

薬剤師の年収は職場によって大きく異なります。平均年収は高い順に、ドラッグストア575万円程度、調剤薬局560万円程度、企業勤務527万円程度、病院勤務508万円程度となっています。

年収アップのために、給与の高い職場を選ぶのもひとつの方法といえるでしょう。

また、薬剤師の年収は首都圏より地方のほうが高い傾向があります。

給与は求人に対する応募数や希少価値の高さによって決まります。

人口が多い首都圏は職場が多くても薬剤師の数も多いため給与はそこまで高くなりません。

一方、薬剤師の数が少ないエリアは、人手不足を解消するべく高収入の求人を出す薬局が増えています。

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