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派遣の基礎知識
2024.11.29
薬剤師の「派遣」「単発派遣」の違いとメリット・デメリット
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薬剤師派遣には、期間が定められた契約で働く一般派遣と、1日から働ける単発派遣があります。それぞれメリット、デメリットがあるため、自分に合う働き方を選ぶことが大切です。ここでは、自由度、仕事内容、人間関係など、複数の視点から一般的な派遣と単発派遣を比較してみます。
目次
働き方 単発派遣は利用できる人が限られる
一般的な派遣の正式名称は、常用型派遣です。派遣元に雇用され、短期間の契約を更新しながら派遣先で仕事をします。給与は派遣会社から支給され、福利厚生は派遣会社の制度が適用されます。
1日3時間といった時短勤務からフルタイムまで、自分の都合に合わせて仕事を選ぶことができる点が魅力です。本業としている人も多く、同じ派遣先で働ける期間は最長3年です。
単発派遣は、1日から30日以内の契約期間で働きます。一般的な派遣と同じように、派遣元に雇用されて派遣先で仕事をします。急な人出不足の際に求人が出されることが多いため求人数が安定せず、継続的に単発派遣で働くことは難しいでしょう。副業として活用している人も多いようです。
単発派遣は日雇い労働に該当するため、誰でも利用できるわけではありません。60歳以上の人、学生、本業の年収が500万円以上、自身が主たる生計者ではなく世帯年収が500万円以上といういずれかに当てはまる場合のみ、単発派遣として働けます。
また、本業が公務員や管理薬剤師の人は法律で副業が禁止されているほか、本業の職場の規則により副業が禁止されている場合があります。事前に就業規則を必ず確認してください。
自由度 一般的な派遣でも十分に高いが、単発派遣の自由度の高さは抜群
フルタイムが前提となる正社員と比べると、午前中だけ、週末だけ、週3日など、自分の働きたい時間や日数を選ぶパートや派遣は自由度が高いといえるでしょう。
同じように働く時間を選べるパートは、長期雇用が前提となっているケースが多いですが、派遣は数ヶ月~半年単位の契約が一般的。職場や仕事が合わないと感じたら、契約満了とともに終了することができるため、パートよりも自由度が高いといえます。
自由度の高い派遣のなかでも、最も自由度が高いのが単発派遣です。1日単位の求人なら「この日が空いているから」と気軽に働くことができるほか、「今月は稼ぎたい」という理由から土日に単発派遣として稼ぐこともできます。また、転職活動中の空白期間に働くことも可能です。
固定したシフトでは働きにくい、短期間でしっかり稼ぎたい人には単発派遣がおすすめです。
仕事内容 調剤、服薬指導が中心
一般的な派遣、単発派遣ともに調剤薬局や調剤併設のドラッグストアの求人が多く、調剤や服薬指導といった基本的な業務が中心となります。派遣は業務量の多い企業で即戦力として活躍することが期待されるため、調剤の経験が必要です。
職場によって調剤棚の配置、業務システム、服薬指導ルール、薬歴管理の仕方などが異なります。さまざまな職場での経験を積むことで、臨機応変な対応力を高めていけるでしょう。
一般的な派遣の場合、派遣で働いた経験を活かして転職活動ができますが、単発派遣の場合、キャリアとして評価されにくい傾向があります。
なお、病院への派遣は労働者派遣法によって原則禁止されています。ただし紹介予定派遣と産休・育休中の薬剤師の代替勤務は認められているので、病院で経験を積みたいという人は求人を探してみてください。
忙しさ 即戦力を求められるため、忙しい職場が多い
派遣求人は「スタッフが急に辞めてしまった」「繁忙期で患者様が想定以上に多い」といった理由で、急遽薬剤師を確保するために出されることが多く、忙しい職場が大半です。特に単発派遣は、この日だけ、この期間だけと切羽詰まった状況であるため、説明もそこそこに業務を開始するというケースが多々あります。
仕事をしながら覚えるという精神で仕事に取り組む必要があり、プレッシャーやストレスを感じる人もいるかもしれません。忙しさが苦にならない、逆境を楽しめるという人は単発派遣が向いているといえるでしょう。
時給 派遣の時給は3,000円前後。単発派遣は4,000円以上になることも
即戦力が求められるため、派遣の時給は高く設定されています。一般的な派遣でも3,000円前後とパートと比較すると高めです。
単発派遣は急募案件になればなるほど時給が高くなり、4,000円以上という高時給求人も存在します。ただ、単発派遣の仕事は常にあるわけではないため、こまめな求人チェックが欠かせません。
人間関係 契約期間の間だけと割り切って働ける
少人数の職場が多く、人間関係に気を遣うことの多い薬剤師。正社員やパートは同じ職場で長く働くことが前提のため、人間関係の悩みを抱えがちです。
一方、派遣は人間関係のトラブルが発生したとしても、契約期間だけと割り切って働くことができるうえ、派遣会社に相談すれば間に入って交渉もしてくれます。単発派遣なら、1日だけ、数日だけのため、さらに割り切って働くことができるでしょう。そもそも人間関係を構築する必要がないかもしれません。
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薬剤師の派遣実績が豊富なエージェントを利用することが、快適な職場を見つけるコツです。特に単発派遣は扱っている会社が限られています。
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