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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

派遣の基礎知識

2024.08.01

薬剤師のキャリアプラン初めて考えるなら知っておきたい5つの将来像

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長年、薬剤師は安定した仕事と捉えられていたため、キャリアプランを考えることが重要視されていませんでした。しかし現在、薬剤師を取り巻く環境には大きな変化が起きています。薬剤師の仕事を続けていくのなら、どんなふうに仕事をしていくべきかを考えるタイミングなのかもしれません。

今回は薬剤師が5年・10年のスパンでキャリアプランを考えるうえで、可能性がある5つの将来像とその実現方法について解説します。

専門性を高めて収入UPする

薬剤師としてのスキルアップといえば専門資格を取得することです。資格所有者であれば対外的にも専門性を証明することができ、専門性があれば収入もアップするでしょう。資格取得によるキャリアアップをめざすと決めたら、研修・講習などの資格取得に役立つ制度がある会社を選ぶとよいでしょう。

・認定薬剤師

一定期間内に所定の単位を取ることで取得できる資格です。薬剤師になってからも常に学ぼうという姿勢があること、また知識と技術があることの証明になります。専門薬剤師の資格を取得したい場合や管理薬剤師になりたい場合、かかりつけ薬剤師をめざす場合にも必須の資格になります。まずは認定薬剤師の取得から始めていくと良いでしょう。

・専門薬剤師

認定薬剤師の資格を取得した上で実務経験を積み、研究・論文を学会で発表したり、講習を受けたりすることで資格を取得できます。特定の専門分野について十分な知識と技術を持っていることが証明されます。資格が取得できる専門分野は多岐にわたっており、資格を取得するとその分野のスペシャリストとしてさまざまな場での活躍が期待できます。

管理職として活躍する

正社員として勤務するのであれば、管理職になることが身近なキャリアアップ例でしょう。業務内容が多岐に渡ることでやりがいも増えますし、それに伴い給与もアップします。薬剤師の代表的な職場の管理職を見てみましょう。

・調剤薬局

調剤薬局の責任者である管理薬剤師になるには、5年以上の実務経験と相応の知識が求められます。薬局の規模によって違いはありますが、調剤を行う時間が減り、スタッフのマネジメントや教育、薬剤情報と在庫の管理などさまざまな業務を行うことになります。

管理薬剤師として経験を積むと、数店舗をまとめるエリアマネージャーや本部職への異動など、昇格していきます。役職が上がると、昇給はもちろん裁量権が大きくなるため、やりがいが増えていくでしょう。

・ドラッグストア

ドラッグストアのキャリアステップは調剤薬局と似ています。まずは管理薬剤師になり、店舗の責任者となります。ドラッグストアでは管理薬剤師が店長を兼任することが多く、薬剤師ではない一般のアルバイトやパートスタッフを含めた店舗全体をマネジメントします。

取扱商品も医薬品以外のものが多く、店舗の売り上げを上げるために経営者視点で業務を行います。店長として経験を積むとエリアマネージャー、本部スタッフへと昇進していきます。ドラッグストアの場合、店舗数など規模が大きい会社も多くプレッシャーも増えますが、その分給与も高く、より規模感の大きな経験ができます。

・病院

チーフ、課長など病院によってさまざまな役職を経て、薬剤部長をめざします。薬剤部長は病院に在籍するすべての薬剤師と薬剤業務の責任者です。病院の経営にも関わる立場となり、裁量権、やりがい共に非常に大きいものになるでしょう。ただし、このポストは基本的に1つの病院に1人のため、狭き門でもあります。

個人薬局・在宅薬局を開業する

経験を積み、自分で調剤薬局や在宅薬局を開業する道もあります。地域によっては薬剤師不足が深刻であること、在宅医療の必要性が高まっていることから、開業する場所をしっかり選定し、その地域のニーズにあった業態であれば難しくないかもしれません。

開業が目標の場合、調剤薬局や病院で相応の経験を積む必要があります。薬剤師として勤務しながら、知識、経験、資格を身につけ、資金を確保しましょう。

これまでと違う業態で働く

調剤薬局、ドラッグストア、病院以外にも薬剤師の資格を活かして働くことができる仕事はあります。調剤以外の仕事にはどのようなものがあるでしょうか。

・治験コーディネーター(CRC)

医療施設で治験を行うためにさまざまなサポートを行います。患者様、医療関係者、製薬会社の間に立つ業務のため高いコミュニケーション能力が求められます。直接患者様と接する機会も多く、やりがいを感じられるでしょう。

・臨床開発モニター(CRA)

医療機関で計画通りに治験が行われデータが取れているか、製薬会社側の立場で治験のサポートを行います。CRCと違い、患者様を直接フォローするようなことはありませんが、医薬品がいち早く承認・販売されるためには大事な仕事です。

理想のワークライフバランスを実現する

薬剤師の仕事は好きでも、人生の優先順位は人それぞれです。家族と過ごす時間、趣味に費やす時間など仕事以外の時間が充実していなければ働く意味がないと思う人もいるでしょう。

理想のワークライフバランスを実現させるには、勤務時間が少なく残業がない仕事を選ぶ、派遣社員やパートなど正社員以外の働き方を選択するなどの方法があります。自由な働き方を実現するためには、経験を積んだり資格を取ったりして、自分のスキルを上げておくと良いでしょう。

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