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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

派遣の基礎知識

2024.08.23

薬剤師派遣で高時給・高年収を実現できる人の特徴とは?

薬剤師チーム
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一般的に、資格が必要な職種は給与も高い傾向にありますが、薬剤師もそのひとつです。そんな薬剤師のなかでも、さらに高時給・高年収をめざせるのは、どんな人なのでしょうか。みなさんも気になるところでしょう。

薬剤師の雇用形態には、正社員・契約社員・派遣・パートなどさまざまですが、今回は薬剤師派遣の給与事情について紹介します。高時給・高年収を実現するにはどんなことが求められるのか。実現できる人の特徴を紹介するとともに、仕事に対する適性などについても触れていきます。

まずは薬剤師派遣について、簡単におさらいしておきましょう。

薬剤師派遣とは

派遣会社と契約し、派遣先の職場で働くのが薬剤師派遣です。業務内容や勤務時間などはあらかじめ合意した内容で契約するので、契約内容以外の仕事を任されることはありません。

基本的に残業はなく自由度の高い働き方が可能なうえ、同じような働き方であるパート薬剤師と比べて時給は高い傾向があります。そのため、少ない勤務時間でもある程度の収入が見込めるのがメリットのひとつ。同じ職場で働ける期間は最長3年ですが、それより短い雇用期間の求人も多く、さまざまな職場で経験を積むことができます。

薬剤師派遣の時給・年収相場

一般的な職種に比べても時給が高めの傾向にある薬剤師派遣。平均時給を見てみると、2,400円から3,000円程度です。正社員と同等の1日8時間・20日勤務した場合、月収は384,000円から480,000円、年収は460万円から576万円になります。

令和5年賃金構造基本統計調査によれば薬剤師のフルタイムでの平均年収は543万円。薬剤師派遣は、薬剤師のなかでも正社員と同等、あるいはそれ以上の収入も可能ということになります。つまり、スキルによっては派遣という自由な働き方のまま、正社員以上の収入も期待できるということです。

高時給・高給与を実現するには?

企業側が求める人材に近ければ近いほど、高収入を期待できます。それでは高時給・高収入を実現している人はどんなタイプなのか、詳しく見ていきましょう。

・即戦力になるスキルがある

最も重要なのは即戦力になれること。特に薬剤師派遣の場合は必須条件ともいえます。薬剤師派遣を利用する医療機関や薬局は「今すぐに薬剤師が必要」というところがほとんど。長期的な育成を前提とした新卒採用とは異なり、すぐに業務をこなせる人材を求めています。

「さまざまな剤形の薬剤を正確かつ迅速に調剤できる調剤技術」「患者様の状態や薬剤の特性を考慮した適切な服薬指導ができる」「最新の医薬品情報を把握し、必要に応じて提供できる」「適切な薬歴の記録と管理ができる」といったスキルを十分に身につけていれば、高時給・高収入も期待できます。

新卒薬剤師や経験の浅い薬剤師の場合は、「体系的な研修が受けられる」「幅広い業務を経験できる」ような学ぶ機会が多い職場で経験を積み、即戦力として活躍できるスキルを身につけましょう。

・どんな環境にもすぐ馴染める

新しい環境に素早く適応できることも評価されます。特に薬剤師派遣の場合は、勤務初日から即戦力として働く必要があります。職場によって違う「処方内容や採用薬」「レセプトコンピューター(レセコン)の操作や自動分包機の使用方法」「職場独自のルールや慣習」などに素早く適応でき、効率的に業務をこなせる人は高く評価されます。

もちろん、わからないことがあればすぐに質問して解決するようにしたいもの。質問する際にメモを取るなどして「薬剤師派遣として働くために早く慣れよう、覚えよう」という積極的な姿勢を見せれば、さらに評価も高くなるでしょう。

また、薬剤師の派遣社員は、基本的に派遣先の管理薬剤師や正社員の指示に従って業務を進めます。それまでのやり方や考え方に固執せずに、職場の方針ややり方にすぐ馴染めることも必要です。とはいえ、派遣先から意見を求められた場合は率直に自分の考えを伝えましょう。外部の視点を取り入れたいと考える管理者も多いため、適切なタイミングで建設的な意見を述べることができれば、より高い評価につながる可能性があります。

・コミュニケーションスキルが高い

正社員やパート薬剤師にもコミュニケーション能力は重要ですが、人間関係をじっくり築く時間的な余裕があります。一方、派遣の場合は限られた期間で即戦力としての活躍を求められるため、より早い段階で良好な人間関係を作る必要があります。

「派遣先のスタッフとの連携」「患者さんへの服薬指導」「医師や他の医療従事者とのやり取り」さらに「派遣元の担当者とのやり取り」など、コミュニケーションを取る場面も多く、コミュニケーションスキルは欠かせません。

さらにコミュニケーションスキルが高ければ初対面の人ともスムーズに会話ができ、わからないことを積極的に質問できるため、新しい環境や業務にも素早く適応できます。また、明るく穏やかな態度で接することで周囲の人も話しかけやすくなり、スムーズな業務の遂行にもつながります。

特に派遣薬剤師は経験豊富な人が多いため、派遣先の若手社員より年齢が上だったり、職歴が長かったりすることもあるでしょう。そのような状況でも「何かあったら気軽に言ってくださいね」という姿勢でいると、円滑なコミュニケーションにつながります。

・職場のニーズを汲み取って行動できる

「丁寧でわかりやすい服薬指導を心がけ、患者様の満足度の向上をめざす」「適切な在庫管理の方法を提案したり在庫管理を最適化したりする」「安全性の向上に努める」「業務効率を考えて行動する」など、薬局や医療機関のニーズを的確に把握して、それに応えられる人も重宝されます。課題や目標を理解したうえで業務を行うことができる人材として評価されることで、結果的に高収入にもつながります。

また、単に指示された業務をこなすだけでなく、「手が足りていない業務をフォローする」「空いた時間があれば自分にできることを考えて行動する」など、全体を見て動ける視野の広さと柔軟さも歓迎されます。特に地方では薬剤師不足が深刻化しており、薬剤師が最小限の人数しかいない職場などでは重宝され、評価も高くなるでしょう。

・臨機応変に対応できる

薬局や医療機関の現場では、予期せぬ事態が発生することも少なくありません。「急な処方変更への対応」「予約外の患者様への対応」「医薬品の在庫切れや欠品時の代替案提示」「システムトラブル時の手作業での対応」「緊急時や災害時の対応」など、どんな状況下でも冷静に判断し、適切に対応できる薬剤師は高く評価されます。

臨機応変に対応するためには、冷静な判断力、豊富な知識と経験、柔軟な思考、迅速な行動力、チームワークが大切です。特に薬剤師派遣のような短期雇用契約では、短い期間でベストのパフォーマンスを発揮できるかは大きなポイント。さまざまな職場で経験を積むことは、臨機応変な対応スキルを磨くことにもつながります。

・学習意欲が高い&好奇心が強い

継続的な学習意欲と高い好奇心を持っていることも、高時給・高収入につながる重要な要素。医療や薬学の分野は日々進歩しています。医薬品情報の定期的な確認(添付文書、インタビューフォームなど)、学会や研修会への参加、専門誌や論文の購読、オンライン学習ツールの活用、他の薬剤師との情報交換など、常に最新の知識とスキルを身につけていくことが大切です。

さまざまな職場で働くことになるため、特に薬剤師の派遣は幅広い知識が求められます。ただし正社員とは違い、研修制度の利用や派遣先からの学会参加費用の補助などはなかなかありません。そのため、自己投資として学習に取り組む姿勢も必要です。

また、電子薬歴システムの導入やオンライン服薬指導の実施など、薬局業務のデジタル化も進んでおり、新しい分野や技術に対する好奇心も必要。新しい技術や分野に積極的に取り組む姿勢が、高い評価につながります。薬剤師業務に直接関係のない分野でも、興味を持つことによって視野も広がるでしょう。

薬剤師派遣がおすすめの人

人間関係で悩むことも少なく、短期間の契約でさまざまな職場を経験する薬剤師派遣。仕事とプライベートをしっかり区別して働きたい人、限られた時間を有効に使いたい人や短期間で稼ぎたいという人に向いています。そのため「しっかりと稼ぎたいが介護などで働く時間が限られる」「子育て中でも薬剤師の現場からは離れたくないため、子どもがいない時間だけ働きたい」といった薬剤師でも、十分活躍することができます。

薬剤師派遣をおすすめできない人

即戦力が求められる派遣の場合、職場で研修を受けたりじっくりと仕事を覚えたりする余裕はないでしょう。同じ職場で働けるのは基本的に最長3年。短期契約のため業務は限定的になり、キャリアアップは望めません。

スキルがあっても「じっくり仕事を覚えたい」「将来的に管理職としてキャリアアップしたい」「同じ職場で働き続けたい」という人には薬剤師派遣という働き方はあまりおすすめできません。ほかの雇用形態を検討してみましょう。

ここまで、薬剤師派遣で高時給・高年収を実現している人の特徴を見てきましたが、いかがでしたか?「自分にはとても無理」と思った人もいるかもしれませんが、今回この記事で紹介したことは、雇用形態に限らず薬剤師として身につけておいて損はないスキルです。そのなかでも、派遣だからこそ派遣会社の選び方次第で補えることもあります。

派遣会社によっては研修や資格支援制度などがある

基本的に、派遣では最新知識のアップデートや自己研磨のための費用は自己投資の場合がほとんどです。正社員のような学会参加や一般的な研修会参加の補助などはないとしても、派遣会社によっては研修制度やオンライン学習ツールが充実していたり、資格取得支援制度を設けていたりするところもあります。

業界に精通していれば最新情報や動向も豊富に手に入る

正社員でない場合、薬剤師同士の情報交換は難しいかもしれません。派遣の場合は派遣会社のスタッフが就業前・就業中もサポートしてくれます。自分だけでは難しくても、実績があり業界に精通している派遣会社なら、情報収集にも苦労せずにすみます。

また、派遣の場合は就業先との間に派遣会社が存在するので、職場の内情や傾向なども派遣会社が把握しています。聞きづらい職場の状況なども派遣会社を通して知ることができるので、より早く職場に馴染むことができます。求められていることも把握しやすく、自分のスキルも発揮しやすいでしょう。

薬剤師派遣に強いアプロ・ドットコムなら、高時給も期待できる!

収入というのは働いた対価であり、評価の表れでもあります。薬剤師として働いていくうえで、今よりも高時給・高収入になるとしたら、チャレンジしたい人が多いのではないでしょうか。今回紹介したように、採用する企業が求める人材に近づくことも大切ですが、派遣の場合は派遣会社選びも重要になってきます。

特に薬剤師の求人はほかの職種とは違い、一般的な求人情報サイトなどでは見つかりません。また、扱っている派遣会社も限られます。だからこそ、薬剤師業界に強い派遣会社を選べばきちんとしたサポートが受けられ、自分の希望に合ったより良い求人を探すことができるのです。

さらに派遣会社には、一般には公開していない未公開求人というものもあります。より選択肢が広がり、自分の希望に合った求人が見つかる確率も高くなるでしょう。

そんな薬剤師派遣に強いのがアプロ・ドットコムです。創業者は薬剤師出身であり、自身の経験から派遣会社を創設しています。薬剤師専門の派遣会社として25年以上の実績があり、業界にも精通しているので最新の動向も把握しています。求人も豊富で選択肢が多く、しっかりと比較検討してより自分の希望条件に近い求人を選ぶことが可能です。

また、経験豊富なキャリアアドバイザーがつくので、ちょっとした不安や疑問からキャリア相談までできるのも安心でしょう。雇用形態や時給・年収で検索できる求人サイトは、「高時給・高収入の最新求人をキャッチアップしやすい」という評判をいただいています。

自分の希望条件に合う求人を知りたい方は、アプロ・ドットコムの求人情報ページをチェックして、理想の転職をスタートさせましょう。