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派遣の基礎知識

2024.01.12

薬剤師の単発派遣、向いているのはどんな人?

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以前は職種が限られていた派遣ですが、現在ではさまざまな職種で派遣として働くことができます。薬剤師の仕事も例外ではなく、正社員、パート、アルバイトのほかに派遣薬剤師という選択肢があります。

比較的自由な働き方ができるため、派遣で働きたいと思う人も多いでしょう。派遣薬剤師の中でも、さらに単発派遣求人があるのはご存知でしょうか?今回は、単発派遣とはどういう働き方なのか、向いているのはどんな人なのかを紹介します。自分に適性があるかどうか、ぜひ参考にしてみてください。

「単発派遣」とは?

その都度指定された職場で、短期間働くのが「単発派遣」。いわゆる「短期契約派遣」で、「スポット派遣」「日雇い派遣」などと呼ばれることもあります。厳密には30日以内、かつ週20時間未満で働く雇用形態のことを指すため、必ずしも日雇いとは限りません。最短では1日、週1勤務や月に数日働く場合も含みます。「単発バイト」とも呼ばれますが、バイトとは異なり給料は派遣会社から支給されます。

単発派遣薬剤師として働くことに向いている人

単発派遣は派遣の中でも少し特殊な働き方です。そのため向き・不向きがあるのも事実。ここでは単発派遣薬剤師に向いている4つのタイプを紹介します。

1.コミュニケーションが好きで新しい環境にすぐ馴染める順応タイプ

単発派遣は、1日や数日という単位でその都度違う職場で働くため、人間関係の煩わしさやしがらみに悩むことはありません。ただ、正社員やフルタイムなら徐々に職場に慣れていくこともできますが、単発派遣では初めて顔を合わせる同僚や上司と働かなくてはなりません。

慣れない職場では、周りが気になり自分の能力を発揮できない人もいるかもしれません。どんな雰囲気の職場でもすぐに順応できて、わからないことや疑問などを躊躇せず積極的に確認・質問できるコミュニケーション好きなら活躍できるでしょう。

2.子育てママや介護中、転職の合間などスキマ時間活用タイプ

子育てや親の介護をしながら働く場合、フルタイムで働くのはなかなか大変です。子どもがまだ小さくて手が離せない、介護でほとんど働く時間が取れないという人の中には、少しでも働きたいと思っている人もいるはずです。

そんな人にぴったりなのが単発派遣という働き方。最短では1日数時間、短期間で自由度が高い働き方ができるので、「転職活動の合間に働きたい」「今月はもう少し稼ぎたい」といった人にも向いています。通常の派遣薬剤師よりもさらに高時給の求人が多いため、短期間でも一定の収入が確保でき、残業がない求人が数多くあります。

3.調剤スキルをもっと試したいベテランタイプ 

そもそも派遣求人は、急に人材を確保しなければならない、人手が足りない曜日があるなどの人手不足を補うために募集されることが多い傾向です。そのため即戦力を求められることも多く、知識や経験が豊富、実務が正確で速い薬剤師は、どこの職場でもほしい人材。普段とは違う職場でスキルをもっと発揮したい、自分のスキルをもっと客観的に見極めたいなど、すでにスキルのあるベテランタイプも活躍できます。

現時点では薬剤師として働いていない、薬剤師でも調剤業務を行っていないという人なら、知識やスキルを維持しながら副業としての収入が期待できます。また将来、調剤メインの薬剤師に復帰する前のステップアップとしても活用できます。

4.こだわりや常識に固執しない向上心・好奇心旺盛タイプ 

前述したように、単発派遣は異なる職場に派遣されます。人間関係だけでなく、仕事の仕方やルールなども職場によってさまざま。その都度対応しなければならないことや、勉強しなければならないことも出てきます。その分いろいろな職場でさまざまな体験ができるので、マイルールや常識にこだわらず、常に好奇心があって自ら学ぼうという意識がある人なら、経験を積んで成長していけることでしょう。

単発派遣で働く際には注意が必要

ただし、誰でも単発派遣で働けるわけではありません。向き・不向き以外にも、働く条件があるので注意しましょう。

・60歳以上

・学校教育法における学校に在籍する学生または生徒(専修学校・各種学校は含まれるが、定時制・通信制は含まれない)

・本業の年収が500万円以上

・世帯収入が500万円以上で、かつ主たる生計者ではない

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一刻も早く人材を確保したいために募集することも多い単発派遣。人材募集には費用もかかるので、一般の求人サイトには募集が出ることが少ない求人です。派遣会社を通して募集されることが多く、求人も日々変わります。そのため、自分で探すのは難しく、薬剤師に特化した派遣会社はあっても、単発派遣を扱う派遣会社は多くはありません。

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