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薬剤師の仕事・キャリア
2025.01.24
薬剤師の将来性は?今後のキャリアは?「求められる薬剤師」になるために知っておきたいこと
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薬剤師には高収入や安定した職業といったイメージがあるかもしれませんが、最近は「薬剤師には将来性がないのでは?」という声を聞いたことがある人もいるでしょう。社会の急速な変化により、さまざまな仕事の採用状況や待遇、求められる人物像は変わってきています。
そんななかで、薬剤師にはどんな変化が生じているのでしょうか。今回は、薬剤師の将来性についてレポートしたうえで、今後求められる薬剤師になるにはどうしたらよいのかを解説します。
目次
薬剤師の将来予想
薬剤師のニーズが減少しているといわれる理由として、ITやAIの発展と登録販売者の増加による需要の減少の2つがあります。処方箋から副作用のリスク、飲み合わせ、禁忌薬のチェックなどは、確かにAIのほうが正確に行えるかもしれません。
また、ドラッグストアの店舗数は現在も拡大しており、国内の医療品のおよそ9割を取り扱える登録販売者も増加しています。そのため、薬剤師にしかできない調剤業務をITやAIが行うようになると、薬剤師の採用ニーズが減る可能性もあります。
今後、さらにITやAIが発展すれば、薬歴管理や調剤業務などの対物業務を薬剤師がやらなくなる可能性もあるでしょう。しかし、対人業務はコミュニケーション力が必要です。患者様の不安な表情、言動から現状を察知し、一人ひとりに合わせた対応ができる薬剤師は、より一層求められるでしょう。
このように、ITやAIの台頭によって薬剤師の業務内容が変化する可能性はありますが、薬剤師という職業自体の需要が大幅に減る可能性は低いと考えられます。
今から備えておきたいこと
ここからは、将来的に求められる薬剤師になるために今から備えておきたいことを3つ紹介します。
コミュニケーション力を磨いて在宅医療・かかりつけ薬剤師に対応できるようにする
薬剤師の需要が減っていくといわれていますが、逆にニーズが高まっていく領域もあります。今後、必要性が高まるといわれているのは、在宅医療に関わる薬剤師やかかりつけ薬剤師です。これからも少子高齢化が続くため、薬剤師が活躍する場所は在宅医療の分野に広がっていくでしょう。
在宅医療では、薬剤師は患者様の自宅を訪問し、薬剤管理や服薬指導を行います。しかし、現在の在宅医療は、医療関係者の連携や体制がまだ万全ではありません。さらに、在宅医療に対応できる薬局や薬剤師の不足も問題となっています。今後も薬剤師として活躍していくためには、在宅医療を行っている薬局への転職や、在宅療養支援認定薬剤師などの資格取得などに目を向けてみるのもいいのではないでしょうか。
2016年に開始された「かかりつけ薬剤師制度」により、薬剤師は地域で医薬品や健康の相談を受けるようになりました。かかりつけ薬剤師になるためには、以下の条件を満たす必要があります。
・薬局での3年以上の勤務経験
・同一の薬局に週32時間以上の勤務と1年以上の在籍
・地域活動への参画研修認定薬剤師(認定薬剤師)の取得
専門性を高める
医療や薬学は日々進歩しているので、薬剤師として働きながら知識をアップデートする必要があります。専門性を高められれば、活躍の場が広がります。キャリアアップしていくために、認定薬剤師や専門薬剤師などの資格取得をめざすという道もあります。
・認定薬剤師
認定薬剤師は、各分野に特化した専門性を身につけた薬剤師として認定する資格です。薬剤師の実務経験、研修の履修、認定試験に合格すると認定されます。日病薬病院薬学認定薬剤師、がん専門薬剤師、感染制御専門薬剤師、在宅医療専門薬剤師、妊婦・授乳婦専門薬剤師、精神科専門薬剤師など、さまざまな種類があります。
・専門薬剤師
認定薬剤師よりさらに高度な専門性を身につけたい場合は、専門薬剤師をめざしましょう。それぞれの専門領域の実務経験や講習、研修などの受講が必要ですが、認定薬剤師よりも大きな武器になります。
マネジメント力を身につける
マネジメント力がある薬剤師も、長く活躍できるでしょう。管理薬剤師やドラッグストアの責任者など、管理職として働きたい薬剤師にとってマネジメント力は欠かせません。スタッフの育成や業務効率化、組織運営などができる薬剤師は現在も人材不足で、ニーズが減ることはなさそうです。
マネジメント力は、日々の仕事のなかでも身につけられます。たとえば、後輩の指導の際に、相手の性格や立場、状況に合わせた適切なアドバイスをしようと意識することもいい経験になるでしょう。
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