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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。
薬剤師の仕事・キャリア
2024.02.05
薬局業界の環境が変わって求人も変化の兆し 転職で失敗しやすい薬剤師のタイプとは?
- 薬剤師
- 転職
- キャリアアップ
- ワークライフバランス
薬剤師の転職市場は、以前のような売り手市場ではなくなってきています。コロナ禍による患者数の減少、薬局の経営悪化に関しては回復傾向にあるものの、診療報酬の改定、薬剤師の増加もあり、転職市場は厳しい状況です。
転職経験がある人は、「以前と同じように転職活動をしているのにうまくいかない」と感じたことがあるかもしれません。薬剤師を取り巻く環境の変化によって、求められる資質も変わってきています。
ここでは転職で失敗しやすい薬剤師のタイプを紹介します。改善策も紹介するので、参考にしてみてください。
過去と同じように活動する
10年以上前ならば、資格さえあれば転職先を自由に選ぶことができました。しかし、今は買い手市場であり、「面接を受ければ決まるはず」「いい待遇じゃなければ転職しない」といった上から目線では失敗します。
薬剤師の資格に加え、得意とする科目がある、研修認定薬剤師の資格を持っている、コミュニケーション力が高い、マネジメント経験が豊富といった自分なりの強みをアピールすることが成功への秘訣です。
自分の価値を過信している
調剤、投薬、薬歴管理といった薬剤師の基本的な業務は、病院、調剤薬局、ドラッグストアでも大差はないかもしれません。しかし、科目によって業務内容や患者様の雰囲気は大きく異なるうえ、職場によって細かなルールが存在します。
「総合科目を扱っていたから未経験の科目でも勉強は不要」など、自分の価値を過信して未経験科目を専門とする調剤薬局に転職し、業務の違いに混乱してすぐに転職を決意したという事例もあるほどです。
自分の強みを把握することは大切ですが、過信は禁物。経験が浅い分野は転職前に勉強をしておく、パートから始めるなど、自身の能力を冷静に分析して行動しましょう。自信がない場合は、転職エージェントに相談して客観的なアドバイスをもらうといいでしょう。
キャリアプランが不明瞭
「何となく今の職場に不満がある」「同僚が転職したから」といった曖昧な理由で転職すると失敗する確率が高くなります。なぜなら、転職先でも同様の不満を抱く可能性が高いからです。
転職をする前に転職理由を明確にしておきましょう。患者様に寄り添って街の頼れる薬剤師になりたい、かかりつけ薬剤師になりたい、在宅医療に取り組みたい、さまざまな科目を経験しスキルアップしたいなど、キャリアプランを具体的にしておくと個々の求人を評価しやすくなります。
年収を増やすためにキャリアパスが明確な職場に転職する、将来的に独立したいといった目標もあるでしょう。最初になりたい自分を具体的にイメージして、それを実現できる職場に転職することが大切です。
転職理由が感情的でネガティブ
人間関係が悪い、管理薬剤師と相性がよくないなど、感情的な理由で転職をした場合、次の職場でも同様の事態に陥ることがあります。人間関係の相性は実際に働いてみないとわからないところが多いものです。「年配の人が多い職場がつらい」「異性の上司と合わない」など客観的な視点から分析し、合わない職場を避けるといった行動が必要です。
転職理由が感情的でネガティブな場合、今すぐ辞めたいという気持ちが強くなり、十分に条件を確認しないまま転職先を決めてしまうことがあります。転職後に後悔しないためにも、常に冷静な視点で考えることが重要です。
情報不足
求人情報には、雇用形態、給与、業務内容が記載されていますが、職場の全ての情報が掲載されているわけではありません。基本的にネガティブな情報は掲載されておらず、薬局の経営状況、忙しさや人間関係といった社内の雰囲気などはわからないことが多いものです。設備が整っていたり、雇用条件がよかったりしても、働きづらい職場でストレスが溜まっては転職成功とはいえないでしょう。
転職成功のためには、企業研究が必要です。転職エージェントは職場の有給休暇取得率や雰囲気、人間関係、年齢層など、求人票に記載されていない情報も把握しています。転職エージェントに相談することも、転職成功の秘訣といえるでしょう。また、職場見学が可能な場合もあります。転職エージェントの担当者に相談してみてください。
また、正社員は休みづらい、個人薬局の方がアットホームで働きやすいといった思い込みも危険です。職場環境はそれぞれ異なります。転職エージェントに情報を確認したり、見学して自分の目で確かめてみたりすることをおすすめします。
転職先への希望条件が不明確
高収入を得たい、ワークライフバランスが取れる職場で働きたいなど、転職先への希望条件は人それぞれです。ただ、自分が考える高収入とはいくらなのか、週にどのくらい働いたらプライベートと両立できるのかなど、具体的な条件を考えておかないと転職は成功しません。
転職を決めたら、できる限り具体的に希望条件を明確にしましょう。さらに優先順位をつけておくと、効率的に転職活動を進めることができます。また、絶対にやりたくない業務を避けるという視点も大切です。
アプロ・ドットコムを利用して、転職を成功させよう
自分の価値や強みを客観的に把握するのは難しいものです。不安を感じたら、薬剤師の転職支援に豊富な実績があるアプロ・ドットコムのキャリアアドバイザーのサポートを受けてみてはいかがでしょうか。
ヒアリングを通してあなたのアピールポイントを明確にした後、希望条件を満たした職場を紹介します。求人情報には掲載されていない職場の雰囲気、忙しさなども把握しているので、働きながらの転職活動の負担も軽減されます。パート、派遣、正社員など多様な雇用形態の求人を豊富に取り扱っており、ご希望に応じた仕事を紹介いたします。