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薬剤師の仕事・キャリア

2024.01.26

30代薬剤師のキャリアプラン

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20代は経験を積み、スキルを身につけようと必死に働いている人も多いはず。しかし、ふと気づいたときに、自分の将来が不安になることもあるでしょう。働き方が多様化しているなか、薬剤師も理想とする将来像を実現できるようになってきました。そのために必要なのがキャリアプランです。

早めにキャリアプランを考えておけば、他の薬剤師よりも有利に進められるだけではなく、どう働いていけば良いかを明確にできます。今回は、30代のキャリアプランの例を紹介し、実現するために必要な行動を解説します。

30代薬剤師のキャリプラン例

一人ひとりの生活や状況によってキャリアプランは異なります。ここでは、よくある30代薬剤師のキャリアプラン例を4つ紹介します。

・子育てや介護と両立する

将来的に結婚や出産を考えている女性薬剤師のキャリアプランに多いのが、家事や子育て、介護を仕事と両立すること。現在働いている職場で育児休業や介護休業は取れるのか、復職についてどのような事例があるのかを調べておきましょう。

チェックすべき点は、育児休業や介護休業のための短時間勤務、育児支援のサポート、テレワークの可能性など、労働環境や制度の充実度です。家事と子育ての両立が難しそうな職場の場合、転職も視野に入れる必要が出てきます。制度だけではなく、職場の社員の理解が得られるかも重要なポイントです。

・マネジメント職としてキャリアアップ

薬剤師のキャリアアップには、管理薬剤師や薬局長、マネージャーなど管理職として働く道があります。管理職やマネジメント経験があれば、長期的なキャリア形成ができ、将来転職する際も有利になるでしょう。役職に就くことで一般薬剤師よりも高い年収を得られる可能性があります。

・専門性を高めて年収UP

薬物治療が高度化しているなか、薬剤師にも高い専門性が求められるようになっています。専門性を高めるには、認定・専門薬剤師などの資格取得がおすすめです。資格保有者はさまざまな現場で働けるのはもちろん、教育担当としても活躍できる可能性があります。また、独自の研修カリキュラムを採用している企業では、働きながら専門性を高め、年収UPすることが期待できます。

・かかりつけ薬剤師・在宅訪問など新しい領域にチャレンジ

将来的なキャリアプランを考えた時に、新しい領域にチャレンジしたいと思う人もいるでしょう。ここでは、かかりつけ薬剤師と在宅訪問について紹介します。

<かかりつけ薬剤師>

薬局に欠かせない役割である、かかりつけ薬剤師。かかりつけ薬剤師とは、薬による治療、健康や介護に関する豊富な知識と経験を持ちながら、患者様の相談に応じることができる薬剤師のこと。2020年度の診療報酬改定によって、かかりつけ薬剤師に関わる診療報酬点数がUPしました。

同じ服薬指導の場合、かかりつけ薬剤師かどうかで19点または33点の差が出るため、かかりつけ患者が多い薬剤師は薬局にとってありがたい存在です。

<在宅訪問>

重症患者の在宅医療が進んでおり、高度な薬学管理を行える薬剤師が求められるなど、在宅医療の取り組みが薬剤師に期待されています。在宅医療に携わる薬剤師は、往診や会議などで医師や看護師スタッフとコミュニケーションを取らなければなりません。そのため、コミュニケーションスキルの高い人に向いています。

キャリアの棚卸しで今後のアクションを考える

いくつかのキャリアプランを紹介しました。実際にキャリアプランを考える際には、キャリアの棚卸しをすることがおすすめです。棚卸しとは、在庫数を確認し、報告する作業のこと。キャリアの棚卸しでは、現在から過去の職場、業務内容、保有している資格、得意な業務、評価されたこと、自分の強みなどを整理してみましょう。

また、未経験分野や苦手な領域、自分に必要だと思うことを考えるのも大切です。このように棚卸しすることで、5年~10年先のキャリアプランを明確化することができるようになります。

転職を視野に入れたほうが良いケースも

自分のキャリアプランを思い描いたら、今の職場で達成できそうかを検討する必要があります。達成できそうな場合は、引き続き経験を積んだり、資格取得のために勉強をしたりするとよいでしょう。

しかし、実現が難しそうな場合は転職を視野に入れることも必要です。薬剤師の転職市場は買い手市場化が進んでおり、企業が長期的なキャリア形成を考慮して若い人を採用する傾向にあるため、転職するなら早めに動き出すことをおすすめします。

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